紀元1年が、こんなんだったら!? [映画感想−か]
ジャック・ブラック、マイケル・セラ、クリストファー・ミンツ=プラッセ、
ハンク・アザリアにカメオでポール・ラッドと来たら観ないわけにはいかない。
・・・どんなに評判悪くとも。
紀元1年、ゼド(ジャック・ブラック)とオー(マイケル・セラ)は、
狩猟生活をしながら仲間たちと暮らしていました。
狩りはヘタクソなのに口だけは達者なゼドと、気弱なオーは村でも浮いた存在。
そんな暮らしに嫌気が差したゼドは、みんなを見返そうと禁断の果実に手を出します。
しかしそれを仲間たちに知られてしまいゼドは村から追放されることに。
ゼドの後を追って来たオーと共に、2人は放浪の旅へ出ることになりましたが・・・。
こんな古代人・・・
そう、どんなに評判が悪く評価が低くても実際に観てみたらそうでもないじゃん!
ということはよくあることです。
しかし・・・これは確かにダメでした。いえ、そんなにヒドイわけではないんですが、
なにをどうしたかったのかがいまいちよくわかりませんでした。
邦題があまりにあんまりなんですが、でもコレまったく内容を言い当てていて、
(つまり工夫のない邦題とも言えるのですが)
要するに紀元1年という舞台でありながら台詞回しは現代口調で、
まあそこがおそらくまずはひとつ笑うところ・・・なのかも知れないんですが、
それに特別目新しさは感じられないし、何というか単なるもしもコントの域を出ていないような。
いや、これが本当に「もしもこんなだったら」というお題で進むコント集だというなら、
それなりに楽しめたかも知れません。
旧約聖書を元にしているのでそのあたりの知識があればもう少し楽しめたのでしょうか。
何か『幸せになるための10のバイブル』の悪夢が思い出されますが、
まああれよりは1本のストーリーになってて筋は通ってる(?)だけマトモかもです。
カイン?
私がわかる範囲だとカインとアベルとか、アブラハムとイサク父子の割礼ネタ、
ソドムの町でひたすらゲイネタとか。ゲイネタ、ホント好きだなあ。
でもどれも想像の範囲だしどれもスベリ気味。
いっそのことゼドとオーが実は現代人で、紀元1年にタイムスリップしちゃって・・・とか、
そういうことだったらなんとなく許せたかも知れません。
あるいは現代風なのがセリフだけじゃなくて、もっと現代的なもの、
例えばマクドナルドやスタバっぽいものが登場するとか、
みんなで野球したりケータイみたいなモノを持ってるとか(無理?)、
・・・まあそんなのも全然目新しくはないのですが、
そんなことでも見せてくれたほうがコメディとして潔かった気がします。
初めて車輪の付いた乗り物に乗って興奮!みたいな小ネタがもうちょっと欲しかった。
結局最後はありがちな、暴君を倒してヒーローになるみたいな話にしかならないし。
禁断の木の実を食べたゼドに知識は身につかなくても不思議な力がついて、
どんな目に遭っても助かったり、あるいは特別な存在となって悪を倒し国を助けるとか、
そういう展開も期待したんですが・・・きっとそうする気もなかったのでしょう。
つまり、いったいどうしたかったのか謎。笑わせたいなら徹底してバカやって欲しかったし、
真面目に古代ドラマにしたいなら一本筋を通して欲しかったです。
誰?
お馴染みのジャド・アパトー組がたくさん登場するのも楽しみにしてたんですが、
ストーリーがそんななんで物足りなさもひとしお。
でも、ジャック・ブラックは毎度お馴染みのオレ様ぶり全開だし、
マイケル・セラとの組み合わせも悪くない。マイケル君は女の子みたいでとにかくカワイイ!
長髪で一瞬誰かわからないデヴィッド・クロスのカインと、
ノンクレジットで出演のポール・ラッド演じるアベルの兄弟ゲンカは面白かった。
当然アベルはさっさと死んでしまうのでポール・ラッドの出番もちょっぴり。
一方カインは最後までずっと出っぱなしの準主役なのもヘン。
ハンク・アザリアとクリストファー・ミンツ=プラッセの父子も良いキャスティング。
マイケル・セラとクリス・ミンツ君が揃ったのだから、そこにジョナ・ヒルも出して、
まさかの『スーパーバッド』の再現とかいうのがあったら嬉しかったかも!?
メイクでまったく誰かわからない司祭役オリヴァー・プラットはすさまじい怪演。
メイクと言えばもっと誰かわからないのがシャーマン役で登場するビル・ヘイダー。
え、どこにいたの?と終わってから探してしまいました。
ジャック・ブラックの相棒、カイル・ガスもちょっとおいしい役で出てます。
監督のハロルド・ライミスもアダム役で出演してますが、
芝居してる場合じゃないだろ!という気がします。
そういえば監督としての前作は『アイス・ハーヴェスト』だったんだな。
あれもかなりイマイチな出来だったし。どうしちゃったんでしょう。
次は『ゴーストバスターズ3』かしら?なんだか心配になってきました。
Year One(2009 アメリカ)
監督 ハロルド・ライミス
出演 ジャック・ブラック マイケル・セラ オリヴァー・プラット デヴィッド・クロス
クリストファー・ミンツ=プラッセ ヴィニー・ジョーンズ ハンク・アザリア
ジュノー・テンプル オリヴィア・ワイルド ジューン・ダイアン・ラファエル
ハロルド・ライミス カイル・ガス ビル・ヘイダー
ハンク・アザリアにカメオでポール・ラッドと来たら観ないわけにはいかない。
・・・どんなに評判悪くとも。
紀元1年、ゼド(ジャック・ブラック)とオー(マイケル・セラ)は、
狩猟生活をしながら仲間たちと暮らしていました。
狩りはヘタクソなのに口だけは達者なゼドと、気弱なオーは村でも浮いた存在。
そんな暮らしに嫌気が差したゼドは、みんなを見返そうと禁断の果実に手を出します。
しかしそれを仲間たちに知られてしまいゼドは村から追放されることに。
ゼドの後を追って来たオーと共に、2人は放浪の旅へ出ることになりましたが・・・。
こんな古代人・・・
そう、どんなに評判が悪く評価が低くても実際に観てみたらそうでもないじゃん!
ということはよくあることです。
しかし・・・これは確かにダメでした。いえ、そんなにヒドイわけではないんですが、
なにをどうしたかったのかがいまいちよくわかりませんでした。
邦題があまりにあんまりなんですが、でもコレまったく内容を言い当てていて、
(つまり工夫のない邦題とも言えるのですが)
要するに紀元1年という舞台でありながら台詞回しは現代口調で、
まあそこがおそらくまずはひとつ笑うところ・・・なのかも知れないんですが、
それに特別目新しさは感じられないし、何というか単なるもしもコントの域を出ていないような。
いや、これが本当に「もしもこんなだったら」というお題で進むコント集だというなら、
それなりに楽しめたかも知れません。
旧約聖書を元にしているのでそのあたりの知識があればもう少し楽しめたのでしょうか。
何か『幸せになるための10のバイブル』の悪夢が思い出されますが、
まああれよりは1本のストーリーになってて筋は通ってる(?)だけマトモかもです。
カイン?
私がわかる範囲だとカインとアベルとか、アブラハムとイサク父子の割礼ネタ、
ソドムの町でひたすらゲイネタとか。ゲイネタ、ホント好きだなあ。
でもどれも想像の範囲だしどれもスベリ気味。
いっそのことゼドとオーが実は現代人で、紀元1年にタイムスリップしちゃって・・・とか、
そういうことだったらなんとなく許せたかも知れません。
あるいは現代風なのがセリフだけじゃなくて、もっと現代的なもの、
例えばマクドナルドやスタバっぽいものが登場するとか、
みんなで野球したりケータイみたいなモノを持ってるとか(無理?)、
・・・まあそんなのも全然目新しくはないのですが、
そんなことでも見せてくれたほうがコメディとして潔かった気がします。
初めて車輪の付いた乗り物に乗って興奮!みたいな小ネタがもうちょっと欲しかった。
結局最後はありがちな、暴君を倒してヒーローになるみたいな話にしかならないし。
禁断の木の実を食べたゼドに知識は身につかなくても不思議な力がついて、
どんな目に遭っても助かったり、あるいは特別な存在となって悪を倒し国を助けるとか、
そういう展開も期待したんですが・・・きっとそうする気もなかったのでしょう。
つまり、いったいどうしたかったのか謎。笑わせたいなら徹底してバカやって欲しかったし、
真面目に古代ドラマにしたいなら一本筋を通して欲しかったです。
誰?
お馴染みのジャド・アパトー組がたくさん登場するのも楽しみにしてたんですが、
ストーリーがそんななんで物足りなさもひとしお。
でも、ジャック・ブラックは毎度お馴染みのオレ様ぶり全開だし、
マイケル・セラとの組み合わせも悪くない。マイケル君は女の子みたいでとにかくカワイイ!
長髪で一瞬誰かわからないデヴィッド・クロスのカインと、
ノンクレジットで出演のポール・ラッド演じるアベルの兄弟ゲンカは面白かった。
当然アベルはさっさと死んでしまうのでポール・ラッドの出番もちょっぴり。
一方カインは最後までずっと出っぱなしの準主役なのもヘン。
ハンク・アザリアとクリストファー・ミンツ=プラッセの父子も良いキャスティング。
マイケル・セラとクリス・ミンツ君が揃ったのだから、そこにジョナ・ヒルも出して、
まさかの『スーパーバッド』の再現とかいうのがあったら嬉しかったかも!?
メイクでまったく誰かわからない司祭役オリヴァー・プラットはすさまじい怪演。
メイクと言えばもっと誰かわからないのがシャーマン役で登場するビル・ヘイダー。
え、どこにいたの?と終わってから探してしまいました。
ジャック・ブラックの相棒、カイル・ガスもちょっとおいしい役で出てます。
監督のハロルド・ライミスもアダム役で出演してますが、
芝居してる場合じゃないだろ!という気がします。
そういえば監督としての前作は『アイス・ハーヴェスト』だったんだな。
あれもかなりイマイチな出来だったし。どうしちゃったんでしょう。
次は『ゴーストバスターズ3』かしら?なんだか心配になってきました。
Year One(2009 アメリカ)
監督 ハロルド・ライミス
出演 ジャック・ブラック マイケル・セラ オリヴァー・プラット デヴィッド・クロス
クリストファー・ミンツ=プラッセ ヴィニー・ジョーンズ ハンク・アザリア
ジュノー・テンプル オリヴィア・ワイルド ジューン・ダイアン・ラファエル
ハロルド・ライミス カイル・ガス ビル・ヘイダー
紀元1年が、こんなんだったら!? コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- メディア: DVD
こんばんは。もう7月。今年も残り半分。
なんて時間の経つのが早いんだぁ〜。
後半もよろしくね。
記事内容に関係ない書き込みを
許してくださいね〜。
by ぷーちゃん (2010-07-01 22:23)
ぷーちゃんさん、こんにちは。
コメントしようのない記事だったのですね、わかりますw
アチラやコチラやでお世話?になってますが、
こちらこそどうぞよろしくお願いします。
by dorothy (2010-07-02 01:56)