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F/X 引き裂かれたトリック [映画感想−あ]

昼間、WOWOWをぼんやり眺めていたら始まった作品。
このタイトル、ものすごく憶えがあるんだけど・・・なんだっけ?
と思いながら最後まで観てしまいました。


映画の特殊効果(F/X)のスペシャリストであるロリー・タイラー(ブライアン・ブラウン)。
彼の元に司法省のリプトン(クリフ・デ・ヤング)という男が現れ、
ある重要人物の偽装暗殺を依頼します。
無事に仕事を終えたと思ったのもつかの間、タイラーは命を狙われ、
自分が大きな陰謀に巻き込まれたことに気づきます。
一方、事件の捜査を担当するマッカーシー警部補(ブライアン・デネヒー)も、
一連の事件に不審なものを感じ、独自に捜査を進めますが・・・。


タイラーは謎の依頼を受ける
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冒頭のレストランでの銃乱射シーンがなかなか迫力があって、つい見入ってしまいました。
映画のワンシーンというオチで(まあ、すぐに気がついちゃいますが)、
掴みはOK!というところ。
特別スターが出ているわけでもなく、監督のロバート・マンデルという名前も、
「ごめんなさい・・・誰?」という感じだし、B級の匂いがかなりプンプン。
主人公タイラー役のブライアン・ブラウンは『カクテル』のカッコイイ店長さんだ!
最近だと『ポリーmy love』の命知らずで保険に入れないオジサンだ!
とフィルモグラフィーを見て気づいた・・・ぐらい。
私が知らないだけかも知れませんが。

1986年の作品で、まだCGも登場していない時代、
今はこういう特殊効果もだいぶ様変わりしてるのかも知れませんが、
映画好きな人なら、観ておもしろくないわけはない!と断言してもいい・・・かもです。


こんな製作過程も見られます
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主人公巻き込まれ型作品としてのハラハラ感はあまりなくて、というのも、
タイラーが得意の特殊効果を駆使して逃げる、騙す、やっつける!のですが、
その仕掛けが結構大がかりだし、メイクとか血糊とか接着剤(!)とか、
そんなに瞬間にできないでしょ〜と思ってしまうのがちょっと。
まあそこもB級のテンポの良さで、あまり深く考えなくていいのかも知れません。
中盤、助手のアンディと逃げまくるシーンはカーチェイスの面白さも見せてくれるし、
タイラーがアンディに映画のタイトルを言って「ああ、アレね」という感じで、
追っ手を撹乱するあらゆる仕掛けを投下していくのが実に楽しいです。
この時登場する作品名が実際の映画だったりしたら一層面白いのかも知れませんが、
まあそういうわけにはいきませんね。
でも、出てくるタイトルが『死霊の○○』とか『悪魔の○○』みたいな、
いかにもありそうなものなので、意外に「おお、なるほど!」とか思ってしまいました。


ぐうたら熱血刑事はお約束
x_2.jpg


それと、一番楽しいのが番犬ならぬ番"モンスター"!
あれは犬なんかより役に立ちそう。
なんとなく愛嬌もあるし、ウチにも一匹欲しいです。
広い玄関じゃないと置けそうにないですが・・・。

それにしても、なんでこれ観なきゃ!と思ったんだろう。
昔誰かが褒めていたとかかも知れません。
確かに映画の裏側がちょっと覗ける感じだし、観て損はない作品です。
WOWOWでは引き続き続編『F/X2 イリュージョンの逆転』も放送されたんですが、
個人的に時間切れでこちらは観られず。録画すれば良かった!


F/X - Murder by Illusion(1986 アメリカ)
監督 ロバート・マンデル
出演 ブライアン・ブラウン ブライアン・デネヒー ダイアン・ヴェノーラ クリフ・デ・ヤング



F/X 引き裂かれたトリック

F/X 引き裂かれたトリック

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


タグ:映画
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