キック・アス [映画感想−か]
思えばこの『キック・アス』の予告編、それも年齢制限のあるレッドバンド版を観て、
あの『(500)日のサマー』では主人公トムのちょっとナマイキだけど愛らしい妹を演じていた、
クロエ・グレース・モレッツちゃんがとんでもない大殺戮を繰り返すという異様さに、
なんだコレ!?と思ったのがもう一年近く前のこと。
日本公開がなかなか決まらず、署名活動〜イベントでの限定公開を経てようやくの公開となったわけで、
そのためこの一年、あらゆる情報と妄想(!)に頭の中がいっぱいになった状態での鑑賞。
このパターン、ちょっとイヤな感じかな?と思ったわけですが・・・さて。
コミックおたくの高校生デイヴ(アーロン・ジョンソン)は、
憧れるだけではダメだと本物のヒーローになることを思い立ち、
ネットでヒーロー風スーツを購入、さっそく人助けを始めます。
しかし、何のスーパーパワーも無い彼はあっさり暴漢に襲われ負傷。
全身に金属を入れられ、痛みに少しだけ鈍感になったのをいいことに懲りずに活動を続けていると、
彼のヒーローぶりがネットで広まり、一躍有名人となってしまいます。
ある日、勘違いながらも親しくなった憧れのケイティ(リンジー・フォンセカ)のために、
彼はある麻薬の売人のアパートに乗り込みますが、当然ピンチに陥ります。
するとそこへヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)と名乗る少女と、
その父親のビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ)が現れ、彼を助けますが・・・。
おれの名前はキック・アス!
これは確かに面白い!映像や音楽の使い方、全体のテンポの良さ、
あらゆる部分で刺激的だし、アメコミファンのマニア心をくすぐる部分も多そうだし、
これを熱狂的に支持する人が多いことも頷けます。
でも・・・正直に言うと私には心からのめり込むことは出来ませんでした。
予告編でヒット・ガールの殺戮シーンやビッグ・ダディとの掛け合いを観ていたので、
改めてビックリすることもなく、もしこれらを予備知識無くまっさらな状態で観ていたら、
それは驚いただろうし興奮もしたかも知れません。
また、その予告で観た血しぶき飛び散るかなりリアルな残酷描写や、
ビッグ・ダディにヒット・ガールが思いっきり銃で撃たれる"訓練"シーンに、
これはいったいどういう経緯でこうなるのかと、その答えを期待していたのですが、
そのことに対する理由が私の理解力不足かも知れませんがハッキリと伝わらず、
終始、何かモヤモヤしたままで終わった感じです。
何がいけないのか・・・このヒット・ガールという存在が何しろ引っかかってしょうがなかった。
面白いとかカッコイイとかいう以前に、彼女のことがどうしても不憫で悲しくて。
何故このいびつなモンスターが作り出されてしまったのか、
そこが自分内でクリアにされないことには、どうしても彼女の存在を受け入れられないままだったのでした。
子どもが殺戮を繰り返すことの倫理的なことをどうこう言うつもりはないのですが、
ヒット・ガールがあらゆる武器を駆使して戦う姿を手放しでカッコイイ!と思えない。
一見、普通のどこにでもいそうな少女なのにキタナイ言葉遣いで器用にバタフライナイフを操り、
ひとたびヒット・ガールの扮装をし、敵を倒していく姿はまるで殺人ロボットか、
あるいはよく飼い慣らされた犬のようにも見えてしまうのでした。
じゃあ男の子だったらいいのかとか、もっと分別の付く年頃にでもなっていればいいのかとか言うと、
そのあたり自分でもよくわからないのですが、とにかく最後まで居心地の悪い気分でいたのでした。
武器お手入れ中
すべてはビッグ・ダディの復讐という目的を果たすためというのはわかります。
このビッグ・ダディのアタマがイカれすぎ、と結論づければ、
単にイカれたオヤジの話として受け入れられるのかも知れませんが、
そのあたりの理由やイカれっぷりはわりとサラリとしてるというか、
もうちょっと狂気とかダークさを強調して欲しかった。
また最後のヒット・ガールの戦いも仕方ないことだとは思うのですが、
これを単純に親子愛みたいなことで片付ける気にもどうしてもなれませんでした。
また、悪人は死んで当然、というのもこういう世界の中ではアリなのかも知れませんが、
ビッグ・ダディの標的はボスのフランコ(マーク・ストロング)ほか数人だけなんじゃないのか、
まあ彼の下で働くギャングたちも悪と言えば悪だし、ボスを倒すためには、
下を倒していかないとボスに到達しないのはわかるけど、まあ殺し過ぎる。
フランコのアパートのドアマン(ジェイソン・フレミング)なんて大して悪くないのでは?
・・・私はストームトルーパーにも家族はいるのよねえ、と思ってしまうタチなので、
おそらく最初からこういう作品を心から楽しめない不幸な人間なのかも知れません。
(でも『スカーフェイス』とか全然OKなんですけどね!)
それに、復讐のために組織や関係者たち皆殺しなら、
フランコの息子クリス(クリストファー・ミンツ=プラッセ)もあの場にいたんだし、
殺されてもしょうがなかったのでは?なんてことも思ってしまうのでした。
クリスは事情を知らなかったとはいえ結果的にいろいろ加担していたわけだし。
悪い人とその息子
この作品の実際の主人公はタイトル通りキック・アスで、
何のパワーも持たないサエないオタク男子高校生が、ヒーローに憧れるだけじゃダメなんだと、
世のため人のために自らがスーパーヒーローになるという、
言ってみればある1人の少年の"成長譚"のようなものにもなっていて、
そこはまあ、無茶な話だなと思いながらもなかなか面白く観ることが出来ました。
ただ、成長したのかというと何も変わっていないのでは・・・と思うのですが。
キック・アスのリアルなダメっぷりはスパイダーマンのピーター・パーカーのようであり、
また、何のパワーもないのに訳あってスーパーヒーロー?レッドミストとなるクリスは、
お金にあかせてコスチュームやクルマを用意するあたりバットマンやアイアンマン?のようでもある。
スーパーヒーローものはあまり詳しくないのですが、そういうあらゆるアメコミの要素が、
うまい具合に散りばめられ、上手なパロディにもなっているのかなと思いました。
スーパーヒーロー論、スーパーヒーロー批判、
そしてスーパーヒーロー愛に満ちたものになっているのかも知れないので、
そのあたりに詳しい人は楽しめるのかも知れません。
この世に本当のスーパーヒーローなんていないという事実、
ではそんな世界でスーパーヒーローになるにはどうすればよいのか。
それをキック・アス、レッド・ミスト、そしてビッグ・ダディとヒット・ガール父娘という、
それぞれまったく異なる出自で異なる理由を持たせて登場させる。
ただそんな彼らのそれぞれの物語がうまく噛み合っていたかというとどうなんでしょう?
普通過ぎる少年とまったく普通じゃない少女。
人助けという目的を持ちながら(おそらく)その目的は一生遂げられないキック・アスと、
復讐という目的以外に何も持たないヒット・ガール。
どう考えてもお先真っ暗な気がしてしまう2人をどんなダークな未来が待ち受けているのか。
でも、どうもそんなに切実な感じでもないんですよね・・・。
可愛いのでなおさら
映像は全体を通して本当に無駄な、ヘタクソなカットは1つもないと言ってもいいし、
携帯やYouTubeやMySpaceといった現代的キーワードをうまく使っているし、
音楽の使い方もものすごく上手い。
またイケてない男子高校生の日常、憧れの女子とのアレやコレやは、
実に普遍的な描き方で微笑ましかったり爆笑させられるところもある。
それらと、そんな普通の男子高校生が目にすることになる大殺戮、
キック・アスのコスチュームだったばかりに間違えられてしまう少年とか、
リンチ映像生中継のものすごく薄気味悪いけどものすごくありそうな感じとか、
それらのバランスがうまく取れていない気がして、
そんな無責任な世界観こそアメコミらしさなのかどうかわからないけれど、
その無茶なところこそ、面白いところなのかも知れませんが、
でもどうしても私のアタマには「?」が浮かんでしまうのでした。
きっと、私がここまでツラツラと不満を挙げた部分こそが面白いところであって、
そこを純粋に受け入れられる人こそ楽しめる作品なのかも知れません。
たまに世間では大絶賛なのに私は・・・という作品があって、そういうのに出会うと、
自分の映画鑑賞センスとか知識や理解力の無さを思い知らされるようで非常に落ち込んでしまいます。
でも、劇場で観ることが出来たのは良かったし、続編もおそらく観ると思います。
このモヤモヤがどう展開するのか、その行く末をキチンと見届けたい。
レッド・ミストも併せて、3人の若きスーパーヒーロー(もどき)たちが、
この先どこへ向かうのかを続編ではきちんと説明して欲しいし、
アタマの堅い私のような者も納得させてくれることを期待しています。
Kick-Ass(2010 アメリカ)
監督 マシュー・ヴォーン
出演 アーロン・ジョンソン ニコラス・ケイジ クロエ・グレース・モレッツ
マーク・ストロング クリストファー・ミンツ=プラッセ リンジー・フォンセカ
クラーク・デューク エバン・ピーターズ デクスター・フレッチャー ジェイソン・フレミング
原作コミックは設定やオチがかなり違うそうですが・・・それもなあ。
あの『(500)日のサマー』では主人公トムのちょっとナマイキだけど愛らしい妹を演じていた、
クロエ・グレース・モレッツちゃんがとんでもない大殺戮を繰り返すという異様さに、
なんだコレ!?と思ったのがもう一年近く前のこと。
日本公開がなかなか決まらず、署名活動〜イベントでの限定公開を経てようやくの公開となったわけで、
そのためこの一年、あらゆる情報と妄想(!)に頭の中がいっぱいになった状態での鑑賞。
このパターン、ちょっとイヤな感じかな?と思ったわけですが・・・さて。
コミックおたくの高校生デイヴ(アーロン・ジョンソン)は、
憧れるだけではダメだと本物のヒーローになることを思い立ち、
ネットでヒーロー風スーツを購入、さっそく人助けを始めます。
しかし、何のスーパーパワーも無い彼はあっさり暴漢に襲われ負傷。
全身に金属を入れられ、痛みに少しだけ鈍感になったのをいいことに懲りずに活動を続けていると、
彼のヒーローぶりがネットで広まり、一躍有名人となってしまいます。
ある日、勘違いながらも親しくなった憧れのケイティ(リンジー・フォンセカ)のために、
彼はある麻薬の売人のアパートに乗り込みますが、当然ピンチに陥ります。
するとそこへヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)と名乗る少女と、
その父親のビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ)が現れ、彼を助けますが・・・。
おれの名前はキック・アス!
これは確かに面白い!映像や音楽の使い方、全体のテンポの良さ、
あらゆる部分で刺激的だし、アメコミファンのマニア心をくすぐる部分も多そうだし、
これを熱狂的に支持する人が多いことも頷けます。
でも・・・正直に言うと私には心からのめり込むことは出来ませんでした。
予告編でヒット・ガールの殺戮シーンやビッグ・ダディとの掛け合いを観ていたので、
改めてビックリすることもなく、もしこれらを予備知識無くまっさらな状態で観ていたら、
それは驚いただろうし興奮もしたかも知れません。
また、その予告で観た血しぶき飛び散るかなりリアルな残酷描写や、
ビッグ・ダディにヒット・ガールが思いっきり銃で撃たれる"訓練"シーンに、
これはいったいどういう経緯でこうなるのかと、その答えを期待していたのですが、
そのことに対する理由が私の理解力不足かも知れませんがハッキリと伝わらず、
終始、何かモヤモヤしたままで終わった感じです。
何がいけないのか・・・このヒット・ガールという存在が何しろ引っかかってしょうがなかった。
面白いとかカッコイイとかいう以前に、彼女のことがどうしても不憫で悲しくて。
何故このいびつなモンスターが作り出されてしまったのか、
そこが自分内でクリアにされないことには、どうしても彼女の存在を受け入れられないままだったのでした。
子どもが殺戮を繰り返すことの倫理的なことをどうこう言うつもりはないのですが、
ヒット・ガールがあらゆる武器を駆使して戦う姿を手放しでカッコイイ!と思えない。
一見、普通のどこにでもいそうな少女なのにキタナイ言葉遣いで器用にバタフライナイフを操り、
ひとたびヒット・ガールの扮装をし、敵を倒していく姿はまるで殺人ロボットか、
あるいはよく飼い慣らされた犬のようにも見えてしまうのでした。
じゃあ男の子だったらいいのかとか、もっと分別の付く年頃にでもなっていればいいのかとか言うと、
そのあたり自分でもよくわからないのですが、とにかく最後まで居心地の悪い気分でいたのでした。
武器お手入れ中
すべてはビッグ・ダディの復讐という目的を果たすためというのはわかります。
このビッグ・ダディのアタマがイカれすぎ、と結論づければ、
単にイカれたオヤジの話として受け入れられるのかも知れませんが、
そのあたりの理由やイカれっぷりはわりとサラリとしてるというか、
もうちょっと狂気とかダークさを強調して欲しかった。
また最後のヒット・ガールの戦いも仕方ないことだとは思うのですが、
これを単純に親子愛みたいなことで片付ける気にもどうしてもなれませんでした。
また、悪人は死んで当然、というのもこういう世界の中ではアリなのかも知れませんが、
ビッグ・ダディの標的はボスのフランコ(マーク・ストロング)ほか数人だけなんじゃないのか、
まあ彼の下で働くギャングたちも悪と言えば悪だし、ボスを倒すためには、
下を倒していかないとボスに到達しないのはわかるけど、まあ殺し過ぎる。
フランコのアパートのドアマン(ジェイソン・フレミング)なんて大して悪くないのでは?
・・・私はストームトルーパーにも家族はいるのよねえ、と思ってしまうタチなので、
おそらく最初からこういう作品を心から楽しめない不幸な人間なのかも知れません。
(でも『スカーフェイス』とか全然OKなんですけどね!)
それに、復讐のために組織や関係者たち皆殺しなら、
フランコの息子クリス(クリストファー・ミンツ=プラッセ)もあの場にいたんだし、
殺されてもしょうがなかったのでは?なんてことも思ってしまうのでした。
クリスは事情を知らなかったとはいえ結果的にいろいろ加担していたわけだし。
悪い人とその息子
この作品の実際の主人公はタイトル通りキック・アスで、
何のパワーも持たないサエないオタク男子高校生が、ヒーローに憧れるだけじゃダメなんだと、
世のため人のために自らがスーパーヒーローになるという、
言ってみればある1人の少年の"成長譚"のようなものにもなっていて、
そこはまあ、無茶な話だなと思いながらもなかなか面白く観ることが出来ました。
ただ、成長したのかというと何も変わっていないのでは・・・と思うのですが。
キック・アスのリアルなダメっぷりはスパイダーマンのピーター・パーカーのようであり、
また、何のパワーもないのに訳あってスーパーヒーロー?レッドミストとなるクリスは、
お金にあかせてコスチュームやクルマを用意するあたりバットマンやアイアンマン?のようでもある。
スーパーヒーローものはあまり詳しくないのですが、そういうあらゆるアメコミの要素が、
うまい具合に散りばめられ、上手なパロディにもなっているのかなと思いました。
スーパーヒーロー論、スーパーヒーロー批判、
そしてスーパーヒーロー愛に満ちたものになっているのかも知れないので、
そのあたりに詳しい人は楽しめるのかも知れません。
この世に本当のスーパーヒーローなんていないという事実、
ではそんな世界でスーパーヒーローになるにはどうすればよいのか。
それをキック・アス、レッド・ミスト、そしてビッグ・ダディとヒット・ガール父娘という、
それぞれまったく異なる出自で異なる理由を持たせて登場させる。
ただそんな彼らのそれぞれの物語がうまく噛み合っていたかというとどうなんでしょう?
普通過ぎる少年とまったく普通じゃない少女。
人助けという目的を持ちながら(おそらく)その目的は一生遂げられないキック・アスと、
復讐という目的以外に何も持たないヒット・ガール。
どう考えてもお先真っ暗な気がしてしまう2人をどんなダークな未来が待ち受けているのか。
でも、どうもそんなに切実な感じでもないんですよね・・・。
可愛いのでなおさら
映像は全体を通して本当に無駄な、ヘタクソなカットは1つもないと言ってもいいし、
携帯やYouTubeやMySpaceといった現代的キーワードをうまく使っているし、
音楽の使い方もものすごく上手い。
またイケてない男子高校生の日常、憧れの女子とのアレやコレやは、
実に普遍的な描き方で微笑ましかったり爆笑させられるところもある。
それらと、そんな普通の男子高校生が目にすることになる大殺戮、
キック・アスのコスチュームだったばかりに間違えられてしまう少年とか、
リンチ映像生中継のものすごく薄気味悪いけどものすごくありそうな感じとか、
それらのバランスがうまく取れていない気がして、
そんな無責任な世界観こそアメコミらしさなのかどうかわからないけれど、
その無茶なところこそ、面白いところなのかも知れませんが、
でもどうしても私のアタマには「?」が浮かんでしまうのでした。
きっと、私がここまでツラツラと不満を挙げた部分こそが面白いところであって、
そこを純粋に受け入れられる人こそ楽しめる作品なのかも知れません。
たまに世間では大絶賛なのに私は・・・という作品があって、そういうのに出会うと、
自分の映画鑑賞センスとか知識や理解力の無さを思い知らされるようで非常に落ち込んでしまいます。
でも、劇場で観ることが出来たのは良かったし、続編もおそらく観ると思います。
このモヤモヤがどう展開するのか、その行く末をキチンと見届けたい。
レッド・ミストも併せて、3人の若きスーパーヒーロー(もどき)たちが、
この先どこへ向かうのかを続編ではきちんと説明して欲しいし、
アタマの堅い私のような者も納得させてくれることを期待しています。
Kick-Ass(2010 アメリカ)
監督 マシュー・ヴォーン
出演 アーロン・ジョンソン ニコラス・ケイジ クロエ・グレース・モレッツ
マーク・ストロング クリストファー・ミンツ=プラッセ リンジー・フォンセカ
クラーク・デューク エバン・ピーターズ デクスター・フレッチャー ジェイソン・フレミング
原作コミックは設定やオチがかなり違うそうですが・・・それもなあ。
2011-01-24 03:18
nice!(4)
コメント(8)
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ビッグ・ダディはイカレてる。
洗脳されて育ったミディが可哀想。
by k_iga (2011-01-25 08:50)
dorothyさん、こんにちは。
なんだかんだで、未見のまま終わりそうな予感...(^皿^)。
クロエ・モレッツ演じるヒットガールは確かに魅力的だけど、いかんせん悪役に魅力がない!(予告編を見た限りですけど)。
先日テレビでやってましたが、アメリカで実際にキック・アスみたいな人が現れたそうですね(しかも成人)。喧嘩の仲裁に入ったら鼻をヘシ折られたそうで、このダメっぷりがリアルキック・アス(笑)。地元の警察も迷惑しているそうです(そりゃそうだ!)。
でも、劇場公開されたのは嬉しいですね。パンフは販売してました?...パンフだけでも買おうかな!?。
by 堀越ヨッシー (2011-01-25 11:55)
ども。初コメです。
上手く言えないんですが、キック・アスって色々な2面性を持ってるように感じます。主人公の平和な学生生活と裏の顔のキック・アス。普段は優しい口調のミンディと、下品発言連発のHG。そして作品自体も前半のコメディ基調と後半のシリアス基調。このギャップがキャラクタの魅力を引き出してるように感じます。その辺がアンバランスを感じるところなのかもしれません。ただ、受け入れられないものは受け入れられないので、落ち込むことは無いと思いますよ!
ボクはソーシャルネットワークを絶賛なんてできないしw
続編はハマると良いですね。
長文失礼しました。
by Nightwalker (2011-01-26 02:17)
k_igaさん、こんにちは。
確かにビッグ・ダディはイカレてるしイカレ具合は面白かったんですが、
もうちょっとそのイカレ具合の内面的なところが観たかったというか、
ガツンと来るエピソードみたいなものが欲しかったかなあと思いました。
by dorothy (2011-01-26 12:38)
堀越ヨッシーさん、こんにちは。
あ、ご覧になってないんですね〜。
悪役に魅力...確かにただのマフィアの親分ですしね。
でもマーク・ストロングなかなか良かったですよ!
息子がスーパーバッドのマクラヴィンなんで許してくださいw
確かにコレ観てマネるヤツが出てくるのは仕方ないですが、ダメ、絶対!
パンフは一応買いました。でも普通のどうってことないパンフでしたよ。
by dorothy (2011-01-26 12:47)
おや、Nightwalkerさんこんにちは!見つかってしまいましたねw
どうしようもない長文記事を書いてしまったと後悔してるので見つかりたくなかった...。
>色々な2面性
そうですね。そこがもうちょっとバランスというのかうまく解け合って欲しかったかなと。
こういうのはいかにすんなりと騙してくれるかだと思うので、
うまく騙してもらえなかったということかなあと思います。
私のアタマが硬くなっちゃってるのかも知れませんが。
ツイッタの自分のTLなんてうんと偏った世界だから、
そこで大絶賛されてても気にしないようにしようと思うんですが、
自分がフォローしてる人たちだからこそ不安にもなってしまうんですよね。
「ソーシャル・ネットワーク」ダメだったんですか?それはまた不安だなあ。
私が絶賛したらやれやれと思っててくださいw
by dorothy (2011-01-26 13:10)
2回目、失礼。
原作と映画は別モノ、とは分かっているんですがビッグ・ダディの目的が
警官だった自分を嵌めて妻を自殺に追い込んだ連中への復讐という事
になっていますが。
原作ではそんな設定は無くてビッグ・ダディは警官でも無いただのアブナイ
おっさんです。
DVDのパッケージだけ見て「ヤッターマンみたいなものか」と思い、
どっかーん、「おしおきだべー」だろうと思って観る親子がいない事を
祈ります(笑)
まぁ、最初の方の女性教師の胸元を見てのシーンで「子供に見せちゃダメ」
と気付くでしょうけど。
by k_iga (2011-01-26 13:27)
k_igaさん、何度もご訪問ウレシイです。
なるほどただのアブナイおっさんっていいですね!
とことん狂っちゃってる話ならこんなヒット・ガールが出来ちゃった!も納得。
もっともらしい復讐の理由を作った意図はわかりませんが、それが成功してるとも思えません。
かえって中途半端な印象になっちゃったのかなと思います。
原作、機会があったら読んでみたいと思います。
コメントありがとうございました!
by dorothy (2011-01-26 14:12)