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第82回アカデミー賞授賞式 [miscellaneous]

昨年の授賞式がすごく良かったので、今回ちょっと心配だったんですが・・・。

スティーブ・マーティンとアレック・ボールドウィンの司会が2人という新趣向、
プレゼンターには今年もベン・スティラーやスティーヴ・カレルらの名前があり、
プロデューサーは『ヘアスプレー』の監督、アダム・シャンクマンということで、
ショーとしてかなり期待していたのですが。

オープニング、いきなり司会の2人じゃなくニール・パトリック・ハリスが登場してびっくり!
得意のノドとダンスを披露してくれて、ここは個人的には大満足!


ボーイズに抱えられちゃいましたよ
oscar2010_neikpatrickharris.jpg


でも、本編に入ったら・・・・司会2人のメリットや面白味があまり感じられず。
2人もいるのに、いわゆる司会の仕事はほとんどしてると言えなかったです。

期待のプレゼンターは、出演予定だったサシャ・バロン・コーエンが、
演出上不適切だなんだと言われて降板、なんていうニュースが事前に出て、
このあたりでちょっと不安な気持ちになってはいました。
確かにMTVとかで見せた"やりすぎコーエン"になると、
アカデミー賞の授賞式ではちょっと引くかもだし、今回は特にかなーり浮いたかも知れません。
結局事前に言われていた『アバター』ネタはベン・スティラーが1人でこなしていました。
完璧なアバターメイク!で、しかし『アバター』はノミネートされてないメーキャップ賞を発表。


今年もありがとう、ベン。
oscar2010_benstiller.jpg


それと、昨年亡くなったジョン・ヒューズの追悼として、
ヒューズ作品でお馴染みの面々、モリー・リングウォルドとマシュー・ブロデリック、
アリ・シーディ、ジャド・ネルソン、ジョン・クライヤー、
アンソニー・マイケル・ホール、そしてマコーレー・カルキンが登場!
ここはさすがに胸に迫るものがありました。


さすがにみんな年取ったけど。
oscar2010_johnhughes_tribute.jpg


さて、主要部門の受賞結果。
主演助演男女優4人は大方の予想通りだったと思います。
おそらく誰もが納得の受賞だったのではないでしょうか。特にサプライズもナシ。
私は『イングロリアス・バスターズ』ぐらいしか観てないのでよくわかりませんが、
クリストフ・ヴァルツの助演男優賞は文句ナシ!ですよね。

昨年の授賞式で印象的だった、過去の受賞者が候補者を紹介するスタイル。
今年はどうするのかと思ったら、主演男女優賞の時のみ、
それぞれの候補にゆかりのある人が壇上に立って1人ずつ紹介するという、
微妙なパクリ引き継ぎ方でした。これも昨年ほどの感動的な場面も特に無し。

監督賞と作品賞のジェームズ・キャメロン対キャスリン・ビグロー元夫婦対決。
これは予想に反して『ハート・ロッカー』がどちらも持って行きました。
これも未見なのでわかりませんが、でも『アバター』に行くよりは納得。
アカデミー賞の良心というのか良識というのか。ホッとしました。

最後の最優秀作品賞のあまりにもあっという間の発表の仕方(時間がなかった?)といい、
なんか全体にあっさりというか物足りなかったです。
作品賞候補を10本に増やしたので、紹介だけで時間を食っちゃったという感じ。
主題歌賞もメドレーでただダンサーが踊るだけだったし、
ショー的要素がほとんど無くて、もうちょっと盛り上げて欲しかったです。
相当経費を削られたとか?と勘ぐりそうな景気悪い感じの寂しさでした。


キャスリン・ビグロー、初の女性監督賞受賞。御年58歳!
こんな58歳になりたい!カッコイイ!
oscar2010_kathrynbigelow.jpg


あと最後に気になったことを。
例年アカデミー賞は受賞者の名前を読み上げる時、
「The Oscar goes to 〜」と言ってたんですが、
今年はなぜかほとんどの人が「Winner is 〜」と言って発表していました。
例年1人2人は言い間違う人がいるものですが、今年は明らかにそう言うように決められてた感じです。
確か勝敗の印象を付けたくないのでグラミー賞でもエミー賞でもなんでも、
こういった賞の時には「Winner」を使わない、と昔聞いた気がするんですが。
どなたかその理由をご存知の方いらっしゃったら教えてください。


◆追記◆
ぢごくみみのakoさんより、今回「The winner is〜」に変更された件の回答をいただきました。
↓のコメント欄をご覧ください。
またこちらがそれに関する記事。これもakoさんのツイートより。akoさんありがとうございました!

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コメント 4

堀越ヨッシー

こんにちは。
視聴環境がないので、受賞の詳細はニュース等でしか知らないのですが、このベン・スティラーは見たかった!(笑)。個人的にバラエティ番組で研ナオコがアバターのメイクしてたのを思い出しました。
キャサリン・ビグローはいかつい身体(失礼!)をしてましたね。キャメロンが惚れたのもなんとなく頷けます(^皿^)。
 
それにしても10作品ノミネートは、やはり多いような気がします。昨年のように「グラン・トリノ」が選考から漏れるようなことがあったとしても、やっぱりノミネートは5作品ぐらいで丁度いいと感じました。
 
あと、サンドラ・ブロックは、ラジー賞にも出演しててグッジョブでした(^皿^)。とりあえず「ハート・ロッカー」は観に行きたいです。
by 堀越ヨッシー (2010-03-08 22:29) 

ako

はじめまして。
昔は普通に"The winner is~"と言ってたのが、89年から敗者に配慮して(?)"The oscar goes to~”と変えられたそうですよ。
なぜそうなったか理由は知りませんが、その何年か前にダスティン・ホフマンが「僕は(ノミネートされていた3人の名前をあげて)に勝ったとは思ってない」と感動的なスピーチをしたのを覚えてるんで、あのスピーチの影響があるに違いないと私は勝手に思ってるんですが。

今年はプロデューサーからお達しがあったようですね。リハーサルではかなりの人が間違えてたそうです。
by ako (2010-03-09 11:39) 

dorothy

堀越ヨッシーさん、こんにちは。
この年に一回のためだけにWOWOWの契約をしてるようなもんなんですがw
だから今回みたいにショーとしてつまんないとちょいガックリです。
研ナオコのアバター!怖すぎますね。見たかったかも。

ラジー賞のサンドラ・ブロック男前でしたね。
そうか今年のオスカーは男前がテーマだったのか!
by dorothy (2010-03-09 14:27) 

dorothy

akoさん、はじめまして。
ぢごくみみはいつも楽しく読ませていただいてました!

答えがもらえてやっとスッキリです。さっそく本文のほうに追記したいと思います。
ありがとうございました。
by dorothy (2010-03-09 14:44) 

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