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俺たちフィギュアスケーター [映画感想−あ]

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくお願いします。
クリスマス以降は何かと忙しく、まったく更新できませんでした。
年末年始、映画は劇場ではもちろん、家でのDVDやビデオ鑑賞もままならず。
・・・地上波のお笑い番組ばっかり観てたせいもあるんですが。
年が明けて、唯一この作品だけWOWOWで観ました。


チャズ・マイケル・マイケルズ(ウィル・フェレル)とジミー・マッケルロイ(ジョン・ヘダー)は、
アメリカ男子フィギュアスケート界で常に1位を争うライバル同士。
その2人が世界選手権で見事同点で1位を獲得します。
しかし、その表彰式で乱闘騒ぎを起こしてしまい、
メダルは剥奪され、スケート界からも永久追放されてしまいます。
それから3年半後、共に落ちぶれた生活を送っていた2人が偶然再会。
そしてあることがきっかけとなり、2人は史上初、
前代未聞の"男子ペア"を組むことになり・・・。


ワイルド!
bladesofglory_1.jpg


クリスマスに『エルフ ~サンタの国からやってきた~』を観ていて、
ウィル・フェレルがスケートしているシーンで、
「そういえば『俺たちフィギュアスケーター』観てないなあ」と思い出しました。
かなり限定公開だった劇場へは当然ながら足を運べず、
DVDが出てからも、なんとなく忘れてしまっていたのは、
ウィル・フェレルの相方がジョン・ヘダーだったというのがおそらく大きな理由。
『バス男』にそれほど心を動かされなかった私は、
あのナポレオン・ダイナマイトが美青年スケーターというのが納得できなかったし、
そいつは見ものだ!とも思えなかったのです。
で、実際観てみると、ジョン・ヘダー見事にバケてました。
フワフワの金髪とか、冒頭のシングルでの演技なんか、
いかにもこんなスケーターいそうだなあという感じだし、
彼の場合、あの歯ぐきさえ見せなければ確かにカワイイです。
世間知らずで潔癖症で純粋そうな雰囲気が要所要所でギャグになっていて、
やりすぎてない感じも好感が持てて、なんだイイじゃない!と思ってしまいました。


ピュア!
bladesofglory_2.jpg


一方ウィル・フェレルはいつもの調子の下ネタ方面を一手に引き受けてはいましたが、
全体に抑え気味だったかも知れません。
ファンとしては、もうちょっと壊れたところを観たかったかな。
セックス依存症は"らしい"けど、それほどそこを膨らませるでもなくて、
そのあたりに物足りなさを感じました。
まああんまり過激にしちゃうとR指定になっちゃいますし。
でも、ジミーが恋するケイティ(ジェナ・フィッシャー)の胸は揉みまくってました!
それにしてもジェナ・フィッシャーは『ウォーク・ハード ロックへの階段』でも頑張ってましたが、
今回もしっかりカラダ張ってました。
おとなしそうな雰囲気とのギャップがいいですね。

ライバルのヴァン・ウォルデンバーグ兄(ウィル・アーネット)との追いかけっこシーンが、
スケート以外のなかなかの見せ場としてありましたが、
ここももう少ししっちゃかめっちゃかにやってくれても良かったかな。
氷上以外でスケート靴があんなに歩きにくいってことはないと思うんですが、
スケート靴=歩きにくい、というネタをひたすら引っ張る、
その過剰な感じは結構好きです。
エスカレーターの溝にかっちり挟まるとかいうあたりはオカシイ。
このヴァン・ウォルデンバーグ兄妹の悪人ぶりはなかなかでした。
特に妹のエイミー・ポーラーは元々顔がきつめなので、
こういう悪役はすごく似合ってます。
ウィル・アーネットとエイミー・ポーラーは実生活では夫婦なんですが、
双子と言われると、顔が似てる気がしないでもないのが不思議。
まるでシンデレラのように2人に散々いじめられる妹のケイティは、
兄姉にはまるっきり似てなくて、これはいじめられてもしょうがないかも、
なんてどうでもいいことも思ってました。


腹黒!
bladesofglory_3.jpg


私はあまりフィギュアスケートは詳しくないんですが、
そんな私でも知ってる本物の現役/OBスケーターたちがたくさん登場しています。
ナンシー・ケリガンやサーシャ・コーエンは小芝居も見せるし、
ミシェル・クワンと付き合った記念のタトゥーとか・・・大丈夫?
スケート好きな人にはこのあたり、結構ウケルと思います。

それにしてもスケートシーンの出来栄えは素晴らしい。
映像の作り方というか、合成が本当にウマイ!
スケーター役の人たちは全員それなりに特訓したらしいですが、
当然代役も使ってるし、滑ってるフリだけのところもいっぱいあります。
でもほとんど本人たちが本当に滑ってるようにしか見えません。
『タラデガ・ナイト オーバルの狼』の時も思ったんですが、
あれもレースシーンの迫力は大したものでした。
このあたりのチカラの入れ方は本当にエライと思います。

プロデューサーにベン・スティラーの名前がありますが、
まさに『ズーランダー』や『ドッジボール』と同じノリ。
毎度同じパターンだなあと思いながら、毎回一切手抜きナシなところが本当に素晴らしい。
ウィル・フェレル作品は、原題や内容に関係なく、
邦題に『俺たち』を付ければいいという安易なシリーズ化という状況になってますが、
まあいっか、という気分でもあったりします。劇場公開されるだけものすごい進歩ですし。
このあとの『俺たちダンクシューター』(あ〜これもまだ観てない!)も、
観なくても中身が見えちゃってる感じですが、
『俺たちステップ・ブラザース』はさすがに違うと思う・・・。
でも、今年もウィル・フェレル&フラットパック作品に楽しませてもらえそう。
ずっとずっと、ついて行きます!


Blades of Glory(2007 アメリカ)
監督 ジョシュ・ゴードン ウィル・スペック
出演 ウィル・フェレル ジョン・ヘダー ウィル・アーネット エイミー・ポーラー
   ジェナ・フィッシャー ウィリアム・フィクトナー クレイグ・T・ネルソン ロマニー・マルコ
   ニック・スワードソン ロブ・コードドライ ルーク・ウィルソン



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  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
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タグ:映画
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ken

ウィル・フィレルのぐだぐだの身体がnice!でしたねえw
僕もこの映画、R-15で観たかった!
by ken (2009-01-06 14:47) 

dorothy

kenさん、こんばんは!
ウィル・フェレルはああ見えて意外にスポーツマンらしいのですが、
あのぐだぐだボディを見るとちょっと信じられません。
でもアレが出てこないと彼の映画らしくないというのもあって、
毎回楽しみだったりします・・・。
by dorothy (2009-01-08 01:11) 

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