マリー・アントワネット [映画感想−ま]
ようやく観ました『マリー・アントワネット』。
実は、ソフィア・コッポラが苦手なのでなかなか観る気になれず、
ここまでズルズル引き延ばしてしまっていたのですが、
観ないで悪口言うのもなんだし(!)と思い、重い腰を上げてみました。
ストーリーはご存知の通り。
14歳でオーストリアからフランスに嫁いだマリー・アントワネットの波瀾万丈の物語。
・・・のハズなんですが、今作では主に嫁いで数年間の部分のみにスポットが当てられています。
うまくいかない夫婦生活、周りから陰口たたかれ実家から口うるさく「なんとかしろ」と言われ、
しょうがないのでパーティとお買い物でストレス発散!
フランスへ向かうマリー・アントワネット
最初のほうの、儀式や取り決めでガチガチなあたりの見せ方は結構おもしろかったです。
フランスへ嫁いでくる時、国境でオーストリアからの持ち物は全部取り上げられるとか、
ベッドに入るまで周り中ヒトだらけ、朝起きるとやっぱりヒトだらけ、
着替えから何から全部誰かにやってもらわなくてはならない、
しかもそれを執り行う"順位"があったり。
そんな中で、なかなか"その気"になってくれないダンナサマに文句も言えず、
周りからヤイヤイ言われて悩むマリー・・・というのでほぼ半分ぐらいまで来てしまいます。
夫はソノ気になってくれない
その後、無事子どもが出来、誰に出会い誰が死に、
国民が飢えてます、暴動が起きました・・・というのが後半大あわてでやってくる感じで、
そのせわしなさがなんだか取って付けた感じです。
どうせなら、最初の夫婦不和なあたりだけにして、
子どもが出来たところで終わりにしてもよかったのでは、と思いました。
衣装やお菓子の美しさ豪華さは大したもの。
ちょっと暴動起こしたくなるぐらいのお金のかけ方です。
基本的に私も女の子(笑)なので、お姫様の世界を見るのは大好き。
こんな仕事できてうらやましいなあ、なんて思ってしまいました。
ニューオーダーやキュアーが流れたり、コンバースがあったり(しっかりチェックしました!)という、
"ソフィア的感覚"は相変わらずですが、ちょっと中途半端だったかな。
どうせならオペラシーンもロック調にするとか、徹底してくれたらおもしろかったかも知れないのに。
ドレスの美しさは必見!・・・かも
キルスティン・ダンストは好き嫌いの分かれる人なので、
ダメな人はそれだけで拒否反応でしょうが、
私は元々好きなのでOK。実に可愛かったです。
ジェイソン・シュワルツマンのルイ16世は、予想どおり頼りなげで情けなくてピッタリでした。
それとアーシア・アルジェントのデュバリー夫人が美しく、かつビッチで良かった。
出番が少なくて残念でしたが。
もうひとつ残念だったのは、フェルゼン!
もうちょっと男前で、マリーとの不倫関係がもうちょっと描かれても良かったかもと思いました。
むかーしむかし、ちゃんとベルばらを読んだモノとしては、どうしても物足りなさでいっぱいです。
もうちょっとドラマにして欲しかった。ここまでお金をかけるのであれば。
ハッキリわかったことは、やはりソフィア・コッポラは苦手かも・・・ということでした。
Marie Antoinette(2006 アメリカ)
監督 ソフィア・コッポラ
出演 キルスティン・ダンスト ジェイソン・シュワルツマン ジュディ・デイヴィス リップ・トーン
アーシア・アルジェント マリアンヌ・フェイスフル
実は、ソフィア・コッポラが苦手なのでなかなか観る気になれず、
ここまでズルズル引き延ばしてしまっていたのですが、
観ないで悪口言うのもなんだし(!)と思い、重い腰を上げてみました。
ストーリーはご存知の通り。
14歳でオーストリアからフランスに嫁いだマリー・アントワネットの波瀾万丈の物語。
・・・のハズなんですが、今作では主に嫁いで数年間の部分のみにスポットが当てられています。
うまくいかない夫婦生活、周りから陰口たたかれ実家から口うるさく「なんとかしろ」と言われ、
しょうがないのでパーティとお買い物でストレス発散!
フランスへ向かうマリー・アントワネット
最初のほうの、儀式や取り決めでガチガチなあたりの見せ方は結構おもしろかったです。
フランスへ嫁いでくる時、国境でオーストリアからの持ち物は全部取り上げられるとか、
ベッドに入るまで周り中ヒトだらけ、朝起きるとやっぱりヒトだらけ、
着替えから何から全部誰かにやってもらわなくてはならない、
しかもそれを執り行う"順位"があったり。
そんな中で、なかなか"その気"になってくれないダンナサマに文句も言えず、
周りからヤイヤイ言われて悩むマリー・・・というのでほぼ半分ぐらいまで来てしまいます。
夫はソノ気になってくれない
その後、無事子どもが出来、誰に出会い誰が死に、
国民が飢えてます、暴動が起きました・・・というのが後半大あわてでやってくる感じで、
そのせわしなさがなんだか取って付けた感じです。
どうせなら、最初の夫婦不和なあたりだけにして、
子どもが出来たところで終わりにしてもよかったのでは、と思いました。
衣装やお菓子の美しさ豪華さは大したもの。
ちょっと暴動起こしたくなるぐらいのお金のかけ方です。
基本的に私も女の子(笑)なので、お姫様の世界を見るのは大好き。
こんな仕事できてうらやましいなあ、なんて思ってしまいました。
ニューオーダーやキュアーが流れたり、コンバースがあったり(しっかりチェックしました!)という、
"ソフィア的感覚"は相変わらずですが、ちょっと中途半端だったかな。
どうせならオペラシーンもロック調にするとか、徹底してくれたらおもしろかったかも知れないのに。
ドレスの美しさは必見!・・・かも
キルスティン・ダンストは好き嫌いの分かれる人なので、
ダメな人はそれだけで拒否反応でしょうが、
私は元々好きなのでOK。実に可愛かったです。
ジェイソン・シュワルツマンのルイ16世は、予想どおり頼りなげで情けなくてピッタリでした。
それとアーシア・アルジェントのデュバリー夫人が美しく、かつビッチで良かった。
出番が少なくて残念でしたが。
もうひとつ残念だったのは、フェルゼン!
もうちょっと男前で、マリーとの不倫関係がもうちょっと描かれても良かったかもと思いました。
むかーしむかし、ちゃんとベルばらを読んだモノとしては、どうしても物足りなさでいっぱいです。
もうちょっとドラマにして欲しかった。ここまでお金をかけるのであれば。
ハッキリわかったことは、やはりソフィア・コッポラは苦手かも・・・ということでした。
Marie Antoinette(2006 アメリカ)
監督 ソフィア・コッポラ
出演 キルスティン・ダンスト ジェイソン・シュワルツマン ジュディ・デイヴィス リップ・トーン
アーシア・アルジェント マリアンヌ・フェイスフル
タグ:映画
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