特攻野郎Aチーム THE MOVIE [映画感想−た]
オリジナルTVシリーズはほとんど観たことがなくて、
あの「チャラチャチャ〜」というテーマソングぐらいしか知らない私が、
果たして映画化されたコレを楽しめるのだろうかと不安だったのですが、
一ヶ月以上劇場から遠ざかっていたり個人的にいろいろ落ち込むことが多く、
リハビリというか再起動にはとりあえず、あまりアタマ使わなくて良さそうなのがいいかも、
・・・とか思いつつ鑑賞。パトリック・ウィルソン目当てということもアリで。
というかメインはソレで。
イラク戦争末期、"ハンニバル"ことジョン・スミス大佐(リーアム・ニーソン)をリーダーとした、
特殊部隊"Aチーム"は、上官のモリソン将軍(ジェラルド・マクレイニー)の命令である作戦を決行、
一旦は成功したかに見えましたが、直後モリソンは爆死、作戦も失敗に終わります。
ハンニバルとAチームのメンバーである"フェイス"ことテンプルトン・ペック中尉(ブラッドレイ・クーパー)、
B.A.バラカス軍曹(クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン)、
そして"ハウリング・マッド"マードック大尉(シャールト・コプリー)の4人は10年の懲役を言い渡され、
それぞれ別々の刑務所へ投獄されますが見事脱獄し合流。自分たちを陥れた黒幕を追い始めますが・・・。
作戦中
チーム結成の経緯とメンバーそれぞれのキャラクターをテンポ良くチャチャチャッと説明する、
いささか長めの冒頭シークエンス(え、ここでやっとタイトル出す?と思ってしまった)、
これでオリジナル全然知らないんだけど・・・という不安はかなりキレイに解消されます。
まあおそらくオリジナルを知ってるほうが何十倍も楽しめるんだろうなとも思いますが、
ここまで親切設計だととても心強く、すんなりとストーリーに入って行けました。
逆にオリジナルを知らない分、余計な予備知識やキャストをヘンに比較したりもしないので、
純粋にアクションムービーとして楽しめたかも知れません。
とは言っても、これも元々こういうモノなのかも知れませんが、
次々と決行される作戦があまりにもトントン拍子に進んでいくというか、
私なんかは観ていてこれは作戦通りなのかアクシデントなのかがわからなくなって、
途中から「どうせうまく行くんでしょ!」という気になってしまい、
結果的にドキドキハラハラ感をあまり感じられなくなってしまいました。
まあそれでも細かい取っ組み合いから銃撃戦、大爆破まで、
映像としては見どころ満点、そのほとんどが「ありえな〜い!」の連続なんですが、
それはそれで映画として面白ければいいよね、と思える、
そのあたりはどれもこれも及第点の面白さだったと思います。
わけあり
でもやっぱり、これだけいろいろあって全然ドキハラしないというのはやはりどうなのか。
シリアスな雰囲気の部分も結構あって、それも悪くはないんですが、
むしろ最初から最後まで徹底してありえないバカをやり通しつつ、
要所要所でカッコイイ、キマッタ!みたいなんだと良かったかなあと思いました。
(キマッタ!と言えば、最初のハンニバルの登場シーンがエラくカッコイイ!
本人アレ観て「俺キマってるなー」って思っただろうなあとか思ってしまった)
パラシュート付けて戦車が飛ぶ、というか落ちていくのとか、
しかも高度何千メートルの空中でその戦車から顔出して敵を撃ちまくるフェイスとか、
すっごいバカバカしくて面白かった。こういうのがもうちょっと欲しかったです。
4人がもう本当にある意味それぞれにイッちゃってる人たちだし、
そのキャラは十分描かれていて、4人ともすごくうまいなあと思ったんですが、
バカとシリアスが時々どっちつかずなところが多い気がして、
もうちょっとどっちかに傾いて欲しかったです。
実際に作戦が決行されている合間合間にその作戦を立てているシーンが挟まり、
何をどうしようとしているのかの良い解説になっているのなんかはとても面白い演出。
その辺のテンポの良さを良い点として挙げても良いとは思うのですが、
終わってみるとあまりにも何も残っていない!
まあ「あー面白かった!」で終わっていいような映画だとは思うんですが、
それなら何度も繰り返しますが、もう少し娯楽&バカに徹して欲しかったです。
ワキ役ですけど
メンバー4人のキャラクターは(おそらく)文句ナシ。
このメンバーならずっと観ていたいと思わせる魅力に溢れていたと思いました。
ラブストーリー的要素はなくもないですが、話も絵ヅラも延々男臭くて、
おそらく放っておけばお客さんの9割ぐらいは男なんじゃないか、と思えるのですが、
でもちゃんと(?)ブラッドレイ・クーパーのサービスカットとしか言えない、
脱ぎのシーン大量投入で女性客のハートもしっかり掴んだこと・・・かと。
でも、あまりに彼のハダカシーンが多くて遠慮したのか、
パトリック・ウィルソンが今回まったく脱がないのにビックリ!
まあ彼が毎回必ず脱ぐとは限りませんし、別にいいんですけどね・・・。
彼の悪役?ぷりはなかなかヨカッタですが、もうちょっとスコーンとキレてくれても良かったかな。
ラストに思わぬマッドメンなカメオ出演(すみませんネタバレかな)、
そしてエンドロール後にこの手の作品ではお約束のお楽しみもアリ。
シリーズ化されたらおそらく観ると思います。なんだかんだ言ってキライじゃないんで。
The A-Team(2010 アメリカ)
監督 ジョー・カーナハン
出演 リーアム・ニーソン ブラッドレイ・クーパー ジェシカ・ビール
クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン シャールト・コプリー
パトリック・ウィルソン ジェラルド・マクレイニー
あの「チャラチャチャ〜」というテーマソングぐらいしか知らない私が、
果たして映画化されたコレを楽しめるのだろうかと不安だったのですが、
一ヶ月以上劇場から遠ざかっていたり個人的にいろいろ落ち込むことが多く、
リハビリというか再起動にはとりあえず、あまりアタマ使わなくて良さそうなのがいいかも、
・・・とか思いつつ鑑賞。パトリック・ウィルソン目当てということもアリで。
というかメインはソレで。
イラク戦争末期、"ハンニバル"ことジョン・スミス大佐(リーアム・ニーソン)をリーダーとした、
特殊部隊"Aチーム"は、上官のモリソン将軍(ジェラルド・マクレイニー)の命令である作戦を決行、
一旦は成功したかに見えましたが、直後モリソンは爆死、作戦も失敗に終わります。
ハンニバルとAチームのメンバーである"フェイス"ことテンプルトン・ペック中尉(ブラッドレイ・クーパー)、
B.A.バラカス軍曹(クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン)、
そして"ハウリング・マッド"マードック大尉(シャールト・コプリー)の4人は10年の懲役を言い渡され、
それぞれ別々の刑務所へ投獄されますが見事脱獄し合流。自分たちを陥れた黒幕を追い始めますが・・・。
作戦中
チーム結成の経緯とメンバーそれぞれのキャラクターをテンポ良くチャチャチャッと説明する、
いささか長めの冒頭シークエンス(え、ここでやっとタイトル出す?と思ってしまった)、
これでオリジナル全然知らないんだけど・・・という不安はかなりキレイに解消されます。
まあおそらくオリジナルを知ってるほうが何十倍も楽しめるんだろうなとも思いますが、
ここまで親切設計だととても心強く、すんなりとストーリーに入って行けました。
逆にオリジナルを知らない分、余計な予備知識やキャストをヘンに比較したりもしないので、
純粋にアクションムービーとして楽しめたかも知れません。
とは言っても、これも元々こういうモノなのかも知れませんが、
次々と決行される作戦があまりにもトントン拍子に進んでいくというか、
私なんかは観ていてこれは作戦通りなのかアクシデントなのかがわからなくなって、
途中から「どうせうまく行くんでしょ!」という気になってしまい、
結果的にドキドキハラハラ感をあまり感じられなくなってしまいました。
まあそれでも細かい取っ組み合いから銃撃戦、大爆破まで、
映像としては見どころ満点、そのほとんどが「ありえな〜い!」の連続なんですが、
それはそれで映画として面白ければいいよね、と思える、
そのあたりはどれもこれも及第点の面白さだったと思います。
わけあり
でもやっぱり、これだけいろいろあって全然ドキハラしないというのはやはりどうなのか。
シリアスな雰囲気の部分も結構あって、それも悪くはないんですが、
むしろ最初から最後まで徹底してありえないバカをやり通しつつ、
要所要所でカッコイイ、キマッタ!みたいなんだと良かったかなあと思いました。
(キマッタ!と言えば、最初のハンニバルの登場シーンがエラくカッコイイ!
本人アレ観て「俺キマってるなー」って思っただろうなあとか思ってしまった)
パラシュート付けて戦車が飛ぶ、というか落ちていくのとか、
しかも高度何千メートルの空中でその戦車から顔出して敵を撃ちまくるフェイスとか、
すっごいバカバカしくて面白かった。こういうのがもうちょっと欲しかったです。
4人がもう本当にある意味それぞれにイッちゃってる人たちだし、
そのキャラは十分描かれていて、4人ともすごくうまいなあと思ったんですが、
バカとシリアスが時々どっちつかずなところが多い気がして、
もうちょっとどっちかに傾いて欲しかったです。
実際に作戦が決行されている合間合間にその作戦を立てているシーンが挟まり、
何をどうしようとしているのかの良い解説になっているのなんかはとても面白い演出。
その辺のテンポの良さを良い点として挙げても良いとは思うのですが、
終わってみるとあまりにも何も残っていない!
まあ「あー面白かった!」で終わっていいような映画だとは思うんですが、
それなら何度も繰り返しますが、もう少し娯楽&バカに徹して欲しかったです。
ワキ役ですけど
メンバー4人のキャラクターは(おそらく)文句ナシ。
このメンバーならずっと観ていたいと思わせる魅力に溢れていたと思いました。
ラブストーリー的要素はなくもないですが、話も絵ヅラも延々男臭くて、
おそらく放っておけばお客さんの9割ぐらいは男なんじゃないか、と思えるのですが、
でもちゃんと(?)ブラッドレイ・クーパーのサービスカットとしか言えない、
脱ぎのシーン大量投入で女性客のハートもしっかり掴んだこと・・・かと。
でも、あまりに彼のハダカシーンが多くて遠慮したのか、
パトリック・ウィルソンが今回まったく脱がないのにビックリ!
まあ彼が毎回必ず脱ぐとは限りませんし、別にいいんですけどね・・・。
彼の悪役?ぷりはなかなかヨカッタですが、もうちょっとスコーンとキレてくれても良かったかな。
ラストに思わぬマッドメンなカメオ出演(すみませんネタバレかな)、
そしてエンドロール後にこの手の作品ではお約束のお楽しみもアリ。
シリーズ化されたらおそらく観ると思います。なんだかんだ言ってキライじゃないんで。
The A-Team(2010 アメリカ)
監督 ジョー・カーナハン
出演 リーアム・ニーソン ブラッドレイ・クーパー ジェシカ・ビール
クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン シャールト・コプリー
パトリック・ウィルソン ジェラルド・マクレイニー
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久しぶりですね〜。
いろいろ落ち込むことが多かった?ようですが、
そんな時こそ、良い映画観て元気出してくださいよ。
つぶやきは、ちょこちょこ見るので
安心してますが。これからも映画レビューも
楽しみにしてますよ。
by ぷーちゃん (2010-09-19 17:42)
お久しぶりですねー(^皿^)。
個人的にはこういうバカバカしい映画は嫌いじゃないし、オリジナルファンとしてもそれなりに楽しめる作りになっていたのは◯でした。ただ、最後の貨物荷崩れはいくらなんでもやりすぎ....というか、散々大騒ぎしてそれで終わり!?みたいなちょっと消化不良感は正直ありましたね。カメオ出演に関しても、もう少しうまい見せ方をして欲しかったです。
カーナハンは「NARC」を撮ってた頃はもっとリアル主義だったのに、なんだかすっかり作風が変わってしまいましたね。...あ、ナイトオウルⅡ世の悪役っぷりは良かったですよ、憎たらしくて(笑)。
「ヒックとドラゴン」のレビュー、楽しみにしています♪。
by 堀越ヨッシー (2010-09-20 10:06)
ぷーちゃんさん、こんにちは。
ごめんなさい、各地でネガティブ発言を連発してます。
でもってもうすっかり長文の書けないカラダになってしまって...。
でもちょっとずつちょっとずつ復帰しつつあります。
これからもヨロシク〜!
by dorothy (2010-09-20 15:29)
堀越ヨッシーさん、こんにちは。
なんだかんだでまた一ヶ月サボってしまいました!
ヨッシーさんのAチーム評も読ませていただいたのですが、
コメントするタイミングを失ってしまった...ゴメンナサイ。
貨物荷崩れ凄まじかったですが、こういう世界がAチームなのかと思ってましたが違った!?
しかしヨッシーさんぐらいだなあ、あのカレをナイトオウルⅡ世とか呼んでくれるのは!
ヒックとドラゴン観たのバレてるしw ...うーむ、なんとか今週中には!
by dorothy (2010-09-20 15:37)
それは単にオイラがパトリック・ウィルソンの出演作を「ウォッチメン」ぐらいしか知らないからでして....(^皿^;)タハッ。
加えて、つい最近ようやく「ウォッチメン」の安価版DVDが発売になったので、ようやく手にする事が出来て喜々状態。オジマンディアスのかっこ良さと孤高のロールシャッハに、漢(おとこ)泣き再び!です。
てっきりツイッターを止められたものとばかり思っていたのですが、復活していたのですね(苦笑)。それで「ヒックとドラゴン」鑑賞を知りました。dorothy的視点によるレビュー、楽しみにしています♪(と、軽〜くプレッシャーをかけてみたりして....笑)。
by 堀越ヨッシー (2010-09-21 23:28)
堀越ヨッシーさん、たびたびどうも!です。
そうかヨッシーさんの中ではP・ウィルソン=ヘンなメガネにサエないジャケットのアイツ、
だったのですね。いや、全然いいんですけどね(泣)。
ツイッタはちょっとめんどくさくなって一瞬だけ停止したんですがあっさり復活しましたw
「ヒックとドラゴン」の感想はちょっとずつ書いてるんですがどうにもまとまらなくて。
なんでかという悩みも含めて近々...なんとか...。
by dorothy (2010-09-22 02:10)