サボテンの花 [映画感想−さ]
ウォルター・マッソーがプレイボーイ!?
イングリッド・バーグマンがオールドミスの看護婦!?
そこにとんでもなくかわいいゴールディ・ホーンが絡む、
とてもとても愛らしい作品でした。
歯科医のジュリアン(ウォルター・マッソー)は独身主義でプレイボーイ。
恋人のトニー(ゴールディ・ホーン)を深く愛していますが、女遊びも相変わらず。
そうとも知らず、たびたび約束を破られては傷ついていたトニーはついに自殺騒ぎを起こしてしまい、
そのことがきっかけでジュリアンはトニーとの結婚を真剣に考え始めます。
しかし彼はトニーに、自分は結婚していて3人の子どもがいるとウソをついていて、
トニーはジュリアンが離婚する前に奥さんに会いたいと言い出します。
困り果てたジュリアンは、看護婦のステファニー(イングリッド・バーグマン)を、
自分の妻に仕立て、トニーに会わせようしますが・・・。
恋人同士
いきなり我が永遠のミューズ、サラ・ヴォーンのボーカルが響き渡り、
そこに凄まじくキュートなゴールディ・ホーンが登場するオープニングでノックアウト。
今作は彼女のデビュー作ではないようなのですが、
Introducing付きで名前が紹介されます。
そしていきなりこの役でオスカー助演女優賞を受賞。
今となっては彼女の芸風も、そして愛らしさも見慣れてしまっていますが、
この作品で登場した時は、おそらく衝撃だったんじゃないかと思います。
見た目の愛らしさは言うまでもないですが、すでにコメディセンスは十分感じられるし、
(何かというと見えないところでカラテチョップ!するところがカワイイ)
いわゆる(当時の)今時の若者風かつ若干不思議ちゃんでありながら、
真っ直ぐで一途な性格をとても魅力的に演じています。
軍曹
もう一人のヒロイン、イングリッド・バーグマンの役もまた衝撃。
この人がこんなコメディに出ていたなんて!
真面目で堅物、でも徐々に壊れていく様子がなんとも微笑ましい。
まさにサボテンに花が咲く、のです。
どんなに壊れても彼女ならではの気品は損なわれず、
患者のセニョール・サンチェスに誘われて行く舞踏会の時の、
ブルーのドレス姿なんてさすがの美しさ!
でもそのドレス姿でゴーゴーを踊りまくるギャップ!
新ステップ(デンティスト!)まで編み出すし、まさに弾けまくっています。
ウォルター・マッソーのおとぼけぶりは期待どおりだし、
イイ男に見えないこともない。コイツが諸悪の根源なのですが。
このジュリアンとステファニーの偽りの夫婦が、
次第に本物の夫婦のようになっていくあたりの可笑しさ!
歯医者と看護婦としてずっと一緒に仕事をして来た2人の関係は、
まさに長年連れ添った夫婦と同じで、
言い争いになるとまるっきり"夫婦ゲンカ"になってしまって、
「離婚だ!」「もう子どもたちにも会わせません!」なんて言ってしまったり。
踊りまくり!
男女の細かな騙し合いと行き違い。次第に話がこんがらがっていく、
まさに正統派コメディ。
結末は最初から見えてるんですが、そこにどう持って行くのか、
トニーは真実を知るのか、ジュリアンとステファニーはいつ自分の気持ちに気づき、
そして自分に正直になるのか。
舞台劇らしいテンポ良くかつセンスの良いセリフの数々が本当に楽しめます。
ほかのキャストもどれも実に味わい深く魅力的で巧くて、
全員のキャラクターが上手に物語に活かされています。
古き良き時代の、でも決して色あせない正統派コメディ。
こういうの、週に一回は観たい。なんだか安らげてしまいます。
Cactus Flower(1969 アメリカ)
監督 ジーン・サックス
出演 ウォルター・マッソー イングリッド・バーグマン ゴールディ・ホーン ジャック・ウェストン
イングリッド・バーグマンがオールドミスの看護婦!?
そこにとんでもなくかわいいゴールディ・ホーンが絡む、
とてもとても愛らしい作品でした。
歯科医のジュリアン(ウォルター・マッソー)は独身主義でプレイボーイ。
恋人のトニー(ゴールディ・ホーン)を深く愛していますが、女遊びも相変わらず。
そうとも知らず、たびたび約束を破られては傷ついていたトニーはついに自殺騒ぎを起こしてしまい、
そのことがきっかけでジュリアンはトニーとの結婚を真剣に考え始めます。
しかし彼はトニーに、自分は結婚していて3人の子どもがいるとウソをついていて、
トニーはジュリアンが離婚する前に奥さんに会いたいと言い出します。
困り果てたジュリアンは、看護婦のステファニー(イングリッド・バーグマン)を、
自分の妻に仕立て、トニーに会わせようしますが・・・。
恋人同士
いきなり我が永遠のミューズ、サラ・ヴォーンのボーカルが響き渡り、
そこに凄まじくキュートなゴールディ・ホーンが登場するオープニングでノックアウト。
今作は彼女のデビュー作ではないようなのですが、
Introducing付きで名前が紹介されます。
そしていきなりこの役でオスカー助演女優賞を受賞。
今となっては彼女の芸風も、そして愛らしさも見慣れてしまっていますが、
この作品で登場した時は、おそらく衝撃だったんじゃないかと思います。
見た目の愛らしさは言うまでもないですが、すでにコメディセンスは十分感じられるし、
(何かというと見えないところでカラテチョップ!するところがカワイイ)
いわゆる(当時の)今時の若者風かつ若干不思議ちゃんでありながら、
真っ直ぐで一途な性格をとても魅力的に演じています。
軍曹
もう一人のヒロイン、イングリッド・バーグマンの役もまた衝撃。
この人がこんなコメディに出ていたなんて!
真面目で堅物、でも徐々に壊れていく様子がなんとも微笑ましい。
まさにサボテンに花が咲く、のです。
どんなに壊れても彼女ならではの気品は損なわれず、
患者のセニョール・サンチェスに誘われて行く舞踏会の時の、
ブルーのドレス姿なんてさすがの美しさ!
でもそのドレス姿でゴーゴーを踊りまくるギャップ!
新ステップ(デンティスト!)まで編み出すし、まさに弾けまくっています。
ウォルター・マッソーのおとぼけぶりは期待どおりだし、
イイ男に見えないこともない。コイツが諸悪の根源なのですが。
このジュリアンとステファニーの偽りの夫婦が、
次第に本物の夫婦のようになっていくあたりの可笑しさ!
歯医者と看護婦としてずっと一緒に仕事をして来た2人の関係は、
まさに長年連れ添った夫婦と同じで、
言い争いになるとまるっきり"夫婦ゲンカ"になってしまって、
「離婚だ!」「もう子どもたちにも会わせません!」なんて言ってしまったり。
踊りまくり!
男女の細かな騙し合いと行き違い。次第に話がこんがらがっていく、
まさに正統派コメディ。
結末は最初から見えてるんですが、そこにどう持って行くのか、
トニーは真実を知るのか、ジュリアンとステファニーはいつ自分の気持ちに気づき、
そして自分に正直になるのか。
舞台劇らしいテンポ良くかつセンスの良いセリフの数々が本当に楽しめます。
ほかのキャストもどれも実に味わい深く魅力的で巧くて、
全員のキャラクターが上手に物語に活かされています。
古き良き時代の、でも決して色あせない正統派コメディ。
こういうの、週に一回は観たい。なんだか安らげてしまいます。
Cactus Flower(1969 アメリカ)
監督 ジーン・サックス
出演 ウォルター・マッソー イングリッド・バーグマン ゴールディ・ホーン ジャック・ウェストン
タグ:映画
こんにちは。
ゴールディ・ホーンのかわいい写真を見ただけで
興味津々です。この映画は、見た事無い。
チェックリストに上げておきま〜す。
ではでは。
by ぷーちゃん (2009-07-25 11:37)
ぷーちゃんさん、こんにちは。
ゴールディ・ホーンの可愛さはただごとじゃないですよ。
ぜひご覧になってみてください。
by dorothy (2009-07-25 20:31)