俺たちダンクシューター [映画感想−あ]
ウィル・フェレルの『俺たち〜』シリーズ(ということでいいかな、もう)、
こんどはバスケだ!
1970年代のミシガン州フリント。
ジャッキー・ムーン(ウィル・フェレル)は、
かつて『Love Me Sexy』を大ヒットさせたソウルシンガー。
その印税でプロバスケットボールリーグABAのフリント・トロピックスを買収、
オーナー兼監督兼選手として活躍していますが、彼のやりたい放題がたたり、
チームは弱小で万年最下位、観客動員も悲惨なもの。
そんなある日、ABAがNBAに吸収されることが決まります。
しかもABAからは4チームだけを残し、あとは解散ということに。
弱小チームであるトロピックスの解散は確実。そこでジャッキーは
NBAでの優勝経験を持つモニックス(ウディ・ハレルソン)を招き、
なんとかチーム存続を目指しますが・・・。
解散・・・なの?
ウィル・フェレル主演作としては『俺たちフィギュアスケーター』に続いて、
キチンと劇場公開された作品。
とは言ってもかなり限定公開だったので劇場鑑賞はかなわず。
でも・・・DVDで十分だったかな。
先に結論を言ってしまうと、あまり面白くなかったです。
コメディとしては中途半端で消化不良な感じ。
ウィル・フェレルはいつもの調子でカラダ張って大活躍なんですが、
それもどうも空回り気味でストーリーにもうまく絡んでも来なくて、
極端なことを言ってしまえばウィル・フェレルのこの役、
いらないんじゃないかとさえ思いました。
彼が主役なのにチーム再建のためにはほとんど活躍しないし、
いっそのことダメでジャマしてばかり、となるならわかるけど、そうとも言い切れない。
スポーツものとして観ても試合シーンもあまり躍動感は感じられないし、
弱小チームが徐々に強くなっていく説得力もワクワク感もない。
こういうのってやはり演出なのでしょうか?それとも脚本の練りが足りない?
徹底的にバカをやるか、スポ根ものにするか、どちらかにして欲しかったです。
モニックス頼み?
脇のキャラクターも活かしきれてない感じで惜しい。
例えばウディ・ハレルソン演じる助っ人モニックスを、
どこか影のあるナゾの男にするとか、クールだけど弱点があるとか、
もうちょっとキャラクターに色を付けて欲しかった。
クラレンス(アンドレ・ベンジャミン)がどれぐらい飛び抜けて上手いのかとか、
リトアニア出身のヴァカイデス(ピーター・コーネル、この人は本物のバスケ選手だそうで)を、
もっといじって欲しかった。英語がわからないネタとか面白くなりそうなのに。
元選手で解説者のルー(ウィル・アーネット)の毒舌屈折ぶりはなかなか面白かった。
常にお酒とタバコを手放さなず、発言はいちいち下品。好きだなあ。
そして何と言っても強烈だったのはジャッキー・アール・ヘイリー!
登場シーンは少ないですが、全シーン上半身ハダカのジャンキー。
『リトル・チルドレン』で大復活を果たした彼ですが、コレってそのあとの作品出演ですよ!
このあとに『ウォッチメン』ですよ!
いまだに大人になった彼の容貌に慣れないでいるんですが、
どれもリアルにこんな人なんじゃないかと思って、なんだか切ない気持ちになってしまいます。
おばちゃん投げ!
ケナしてばかりですが、良いところももちろんあります。
最高なのはやはりジャッキーのヒット曲『Love Me Sexy』!
元ネタはバリー・ホワイトだそうですが、作ったのはナイル・ロジャース!
完成度高いはずです。
ほかにも70年代ソウル&ファンク満載だし、この頃の雰囲気はすごく出てます。
ABAというプロリーグは実際にあったそうで、
NBAと違ってエンタテインメント色が強いリーグだったらしい。
だからジャッキーはいろんなイベントを考えるんですが、
着ぐるみ来てダンスとか、クマと対決!とか、こういうのは結構楽しいです。
クマネタは最後までシツコク引っ張ってました。
ウィル・フェレル好きとしては『Love Me Sexy』以外見るべき所の少ないのは、
かなり寂しいものがあるのですが、こういうのに限って劇場公開されるのがクヤシイ。
彼の次回作『Land of the Lost』はアメリカではもうすぐ公開されますが、
日本公開は今のところ未定。これ、予告編観るとすごく面白そう!
公開されるといいなあ。さすがにコレは『俺たち〜』とは付けにくそうですが。
Semi-Pro(2008 アメリカ)
監督 ケント・オルターマン
出演 ウィル・フェレル ウディ・ハレルソン アンドレ・ベンジャミン モーラ・ティアニー
ウィル・アーネット アンディ・リクター ジャッキー・アール・ヘイリー ピーター・コーネル
こんどはバスケだ!
1970年代のミシガン州フリント。
ジャッキー・ムーン(ウィル・フェレル)は、
かつて『Love Me Sexy』を大ヒットさせたソウルシンガー。
その印税でプロバスケットボールリーグABAのフリント・トロピックスを買収、
オーナー兼監督兼選手として活躍していますが、彼のやりたい放題がたたり、
チームは弱小で万年最下位、観客動員も悲惨なもの。
そんなある日、ABAがNBAに吸収されることが決まります。
しかもABAからは4チームだけを残し、あとは解散ということに。
弱小チームであるトロピックスの解散は確実。そこでジャッキーは
NBAでの優勝経験を持つモニックス(ウディ・ハレルソン)を招き、
なんとかチーム存続を目指しますが・・・。
解散・・・なの?
ウィル・フェレル主演作としては『俺たちフィギュアスケーター』に続いて、
キチンと劇場公開された作品。
とは言ってもかなり限定公開だったので劇場鑑賞はかなわず。
でも・・・DVDで十分だったかな。
先に結論を言ってしまうと、あまり面白くなかったです。
コメディとしては中途半端で消化不良な感じ。
ウィル・フェレルはいつもの調子でカラダ張って大活躍なんですが、
それもどうも空回り気味でストーリーにもうまく絡んでも来なくて、
極端なことを言ってしまえばウィル・フェレルのこの役、
いらないんじゃないかとさえ思いました。
彼が主役なのにチーム再建のためにはほとんど活躍しないし、
いっそのことダメでジャマしてばかり、となるならわかるけど、そうとも言い切れない。
スポーツものとして観ても試合シーンもあまり躍動感は感じられないし、
弱小チームが徐々に強くなっていく説得力もワクワク感もない。
こういうのってやはり演出なのでしょうか?それとも脚本の練りが足りない?
徹底的にバカをやるか、スポ根ものにするか、どちらかにして欲しかったです。
モニックス頼み?
脇のキャラクターも活かしきれてない感じで惜しい。
例えばウディ・ハレルソン演じる助っ人モニックスを、
どこか影のあるナゾの男にするとか、クールだけど弱点があるとか、
もうちょっとキャラクターに色を付けて欲しかった。
クラレンス(アンドレ・ベンジャミン)がどれぐらい飛び抜けて上手いのかとか、
リトアニア出身のヴァカイデス(ピーター・コーネル、この人は本物のバスケ選手だそうで)を、
もっといじって欲しかった。英語がわからないネタとか面白くなりそうなのに。
元選手で解説者のルー(ウィル・アーネット)の毒舌屈折ぶりはなかなか面白かった。
常にお酒とタバコを手放さなず、発言はいちいち下品。好きだなあ。
そして何と言っても強烈だったのはジャッキー・アール・ヘイリー!
登場シーンは少ないですが、全シーン上半身ハダカのジャンキー。
『リトル・チルドレン』で大復活を果たした彼ですが、コレってそのあとの作品出演ですよ!
このあとに『ウォッチメン』ですよ!
いまだに大人になった彼の容貌に慣れないでいるんですが、
どれもリアルにこんな人なんじゃないかと思って、なんだか切ない気持ちになってしまいます。
おばちゃん投げ!
ケナしてばかりですが、良いところももちろんあります。
最高なのはやはりジャッキーのヒット曲『Love Me Sexy』!
元ネタはバリー・ホワイトだそうですが、作ったのはナイル・ロジャース!
完成度高いはずです。
ほかにも70年代ソウル&ファンク満載だし、この頃の雰囲気はすごく出てます。
ABAというプロリーグは実際にあったそうで、
NBAと違ってエンタテインメント色が強いリーグだったらしい。
だからジャッキーはいろんなイベントを考えるんですが、
着ぐるみ来てダンスとか、クマと対決!とか、こういうのは結構楽しいです。
クマネタは最後までシツコク引っ張ってました。
ウィル・フェレル好きとしては『Love Me Sexy』以外見るべき所の少ないのは、
かなり寂しいものがあるのですが、こういうのに限って劇場公開されるのがクヤシイ。
彼の次回作『Land of the Lost』はアメリカではもうすぐ公開されますが、
日本公開は今のところ未定。これ、予告編観るとすごく面白そう!
公開されるといいなあ。さすがにコレは『俺たち〜』とは付けにくそうですが。
Semi-Pro(2008 アメリカ)
監督 ケント・オルターマン
出演 ウィル・フェレル ウディ・ハレルソン アンドレ・ベンジャミン モーラ・ティアニー
ウィル・アーネット アンディ・リクター ジャッキー・アール・ヘイリー ピーター・コーネル
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- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
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