エルフ ~サンタの国からやってきた~ [映画感想−あ]
『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』を観ていて、
エルフのハーミーが他のエルフとちょっと違う・・・という話で思い出しました。
というか、クリスマス映画なら本サイト的にはやはりコレかな、と。
赤ん坊の時に間違ってサンタクロース(エドワード・アズナー)の袋に入ってしまい、
北極のサンタランドに連れて行かれてしまったバディ(ウィル・フェレル)。
子どもの欲しかったパパ・エルフ(ボブ・ニューハート)にエルフとして育てられますが、
ほかのエルフよりも大きい上にオモチャ作りも得意じゃなく悩める日々。
見かねたパパ・エルフは、バディが実はエルフじゃなく人間で、
本当の父親はニューヨークに住んでいることを告げます。
その本当の父親に会うことを決めたバディは、単身ニューヨークへ向かいますが・・・。
1人だけデカすぎ!
コメディというより、正しいファミリー向けクリスマス映画。
いつものウィル・フェレルらしい下ネタは一切ないですし、
パスタにシロップかけるとか、路上のガムを食べるなんていうオエッとしちゃいそうなのは、
実に子どもにもわかりやすいギャグ。
バディの精神年齢は完璧に5〜6歳ぐらいと思われ、
そのくらいの年齢の子どもの行動パターンをよく研究してるなあと感心します。
デパートのサンタイベントでサンタが来ると聞いた時の喜びようとか、
すぐに飽きちゃってほかに関心持ってどっか行っちゃうとか。
それをウィル・フェレルのあのデカいカラダでやるから本当におかしい。
そんな子どもの心を持った大男が、ある日訪ねて来て自分を父親だと言う。
その散々な目に遭う父親ウォルターをジェームズ・カーンが演じています。
この父親は、サンタのリストに"悪い子"として載っているぐらいの、
結構ワルいオヤジなのですが、だんだんとバディの純粋な心に触れ、
本当に大事なものを見つけていくというのが大筋のストーリー。
でも、ウォルターの心の移り変わりは適当に端折られているというか、
わりと急に心を入れ替える感じではあります。
元々それほど"悪い子"とも思えないし、彼を徹底した悪人にしなかったことの物足りなさは感じますが、
まあそこに細かく焦点を当てることは、それほど重要じゃないのかも知れません。
大体、夫の昔の彼女がどこかで産んだ子どもを喜んで迎え入れる、
ウォルターの妻エミリーというのも「ありえない!」と思いますし。
その妻を演じてるのがメアリー・スティーンバージェンなんで、
バディを絶対にねちっこくイジメそうな気がするんですが、そんなこともまるっきりナシ。
他人の顔、したくなります
バディの義理の弟になるマイケル(ダニエル・テイ)との関わりも、
最初は「こいつアホか?」みたいにバディのことを見ていたのに、
あることがきっかけで仲良くなる・・・というベタな展開で、
でもやっぱりどこかグッと来ます。
バディが病院の待合室で一緒になる女の子なんかもすごく可愛くて、
(この子はラストにも登場します)やっぱり子どもにはかなわない。
あの、でかくてクドいウィル・フェレルが、子どもの心を持っていると、
本当に信じられる瞬間でもあります。
そして、この作品で一番の"見もの"はズーイー・デシャネル!
この作品で彼女のことがすごく気になりだしました。
常にちょっと醒めているような雰囲気がすごく役に合ってるし、
いつもの黒髪じゃなくブロンドなのも新鮮です。
自ら作詞作曲も行い、バンド活動も行っている彼女ですが、
その得意のノドも何度も披露してくれています。
シャワー室で『Baby, It's Cold Outside』を歌うところは名シーン!
全体から見るとちょっと浮いてるようでもあるこういうスウィートなシーンを、
キチンと入れてくれた監督のセンスがスキです。
ここだけウィル・フェレルもマジで歌ってるし。
エンドロールではお相手をレオン・レッドボーンに変えて、フルコーラスで聴けます。
キュート!
毎年クリスマスの時期に繰り返し観られる作品を目指して作られたそうで、
そういうクリスマス定番映画・・・『素晴らしき哉、人生!』や『三十四丁目の奇蹟』には、
まあかなわないかも知れませんが、新たな定番に加えてもいいのではと思います。
実際私も繰り返し観てますが、これがなかなか飽きない!
まあウィル・フェレル好きということもありますが。
現代の人々が"クリスマスの心"を取り戻す、ラストシーンへの持って行き方はなかなかのもの。
毎度、ここでウルッとしてしまいます。
そう、クリスマスの時ぐらいは、いつものひねくれた心は捨てて純粋になりたいものです。
私も『サンタが街にやってくる』ぐらい、いつでも歌えるようになってなきゃ!
大きな声で歌えば、クリスマスの心が広まるのだから。
では最後に、大好きな『Baby, It's Cold Outside』のシーンを。
ズーイーかわいいなあ。私が男だったら絶対スキになるタイプ!
Elf(2003 アメリカ)
監督 ジョン・ファヴロー
出演 ウィル・フェレル ジェームズ・カーン ボブ・ニューハート エドワード・アズナー
メアリー・スティーンバージェン ズーイー・デシャネル ダニエル・テイ
エルフのハーミーが他のエルフとちょっと違う・・・という話で思い出しました。
というか、クリスマス映画なら本サイト的にはやはりコレかな、と。
赤ん坊の時に間違ってサンタクロース(エドワード・アズナー)の袋に入ってしまい、
北極のサンタランドに連れて行かれてしまったバディ(ウィル・フェレル)。
子どもの欲しかったパパ・エルフ(ボブ・ニューハート)にエルフとして育てられますが、
ほかのエルフよりも大きい上にオモチャ作りも得意じゃなく悩める日々。
見かねたパパ・エルフは、バディが実はエルフじゃなく人間で、
本当の父親はニューヨークに住んでいることを告げます。
その本当の父親に会うことを決めたバディは、単身ニューヨークへ向かいますが・・・。
1人だけデカすぎ!
コメディというより、正しいファミリー向けクリスマス映画。
いつものウィル・フェレルらしい下ネタは一切ないですし、
パスタにシロップかけるとか、路上のガムを食べるなんていうオエッとしちゃいそうなのは、
実に子どもにもわかりやすいギャグ。
バディの精神年齢は完璧に5〜6歳ぐらいと思われ、
そのくらいの年齢の子どもの行動パターンをよく研究してるなあと感心します。
デパートのサンタイベントでサンタが来ると聞いた時の喜びようとか、
すぐに飽きちゃってほかに関心持ってどっか行っちゃうとか。
それをウィル・フェレルのあのデカいカラダでやるから本当におかしい。
そんな子どもの心を持った大男が、ある日訪ねて来て自分を父親だと言う。
その散々な目に遭う父親ウォルターをジェームズ・カーンが演じています。
この父親は、サンタのリストに"悪い子"として載っているぐらいの、
結構ワルいオヤジなのですが、だんだんとバディの純粋な心に触れ、
本当に大事なものを見つけていくというのが大筋のストーリー。
でも、ウォルターの心の移り変わりは適当に端折られているというか、
わりと急に心を入れ替える感じではあります。
元々それほど"悪い子"とも思えないし、彼を徹底した悪人にしなかったことの物足りなさは感じますが、
まあそこに細かく焦点を当てることは、それほど重要じゃないのかも知れません。
大体、夫の昔の彼女がどこかで産んだ子どもを喜んで迎え入れる、
ウォルターの妻エミリーというのも「ありえない!」と思いますし。
その妻を演じてるのがメアリー・スティーンバージェンなんで、
バディを絶対にねちっこくイジメそうな気がするんですが、そんなこともまるっきりナシ。
他人の顔、したくなります
バディの義理の弟になるマイケル(ダニエル・テイ)との関わりも、
最初は「こいつアホか?」みたいにバディのことを見ていたのに、
あることがきっかけで仲良くなる・・・というベタな展開で、
でもやっぱりどこかグッと来ます。
バディが病院の待合室で一緒になる女の子なんかもすごく可愛くて、
(この子はラストにも登場します)やっぱり子どもにはかなわない。
あの、でかくてクドいウィル・フェレルが、子どもの心を持っていると、
本当に信じられる瞬間でもあります。
そして、この作品で一番の"見もの"はズーイー・デシャネル!
この作品で彼女のことがすごく気になりだしました。
常にちょっと醒めているような雰囲気がすごく役に合ってるし、
いつもの黒髪じゃなくブロンドなのも新鮮です。
自ら作詞作曲も行い、バンド活動も行っている彼女ですが、
その得意のノドも何度も披露してくれています。
シャワー室で『Baby, It's Cold Outside』を歌うところは名シーン!
全体から見るとちょっと浮いてるようでもあるこういうスウィートなシーンを、
キチンと入れてくれた監督のセンスがスキです。
ここだけウィル・フェレルもマジで歌ってるし。
エンドロールではお相手をレオン・レッドボーンに変えて、フルコーラスで聴けます。
キュート!
毎年クリスマスの時期に繰り返し観られる作品を目指して作られたそうで、
そういうクリスマス定番映画・・・『素晴らしき哉、人生!』や『三十四丁目の奇蹟』には、
まあかなわないかも知れませんが、新たな定番に加えてもいいのではと思います。
実際私も繰り返し観てますが、これがなかなか飽きない!
まあウィル・フェレル好きということもありますが。
現代の人々が"クリスマスの心"を取り戻す、ラストシーンへの持って行き方はなかなかのもの。
毎度、ここでウルッとしてしまいます。
そう、クリスマスの時ぐらいは、いつものひねくれた心は捨てて純粋になりたいものです。
私も『サンタが街にやってくる』ぐらい、いつでも歌えるようになってなきゃ!
大きな声で歌えば、クリスマスの心が広まるのだから。
では最後に、大好きな『Baby, It's Cold Outside』のシーンを。
ズーイーかわいいなあ。私が男だったら絶対スキになるタイプ!
Elf(2003 アメリカ)
監督 ジョン・ファヴロー
出演 ウィル・フェレル ジェームズ・カーン ボブ・ニューハート エドワード・アズナー
メアリー・スティーンバージェン ズーイー・デシャネル ダニエル・テイ
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