夢のチョコレート工場 [映画感想−や]
名作の噂をずっと耳にしながら、なかなか出会えず。
結局先にティム・バートンの『チャーリーとチョコレート工場』を観てしまったのですが、
ようやく、ようやく観ることができました。
世界中の子どもたちに愛されているウィリー・ワンカのチョコレート。
そのワンカの工場に招待プラス、一生分のチョコレートプレゼントのニュースが発表されます。
その条件は、チョコレートの中に5枚だけ入っている金色のチケットを引き当てること。
家が貧しくてチョコなんて買うこともできないチャーリーも、なんとかチケットを手に入れようとします。
そして、幸運な5人が決まり、いよいよ工場へ足を踏み入れると・・・。
ワンカとウンパルンパ
残念ながらどうしてもバートン版と比較して観てしまいましたが、
なかなかどうして良くできています。
この新旧作、ストーリー展開はほとんど違いがないことに驚きました。
私は原作は知らないのですが、どちらも原作に忠実に作られているということでしょうか。
老人4人が1つのベッドに寝てる図なんかは原作どおりだそうですね。
違う点は、バートン版のほうではワンカの生い立ちエピソードが挿入されますが、
こちらではそれは一切なし。ワンカはナゾの人のままです。
それと、今作ではなぜかチャーリーの父親がいません。
チャーリーと老人4人をチャーリーの母親が1人で、洗濯物屋で働くことで養っています。
チャーリーも新聞配達で家計を助けていますが、これでは確かに貧しいはずです。
さて、いろいろあって幸運な5人が選ばれ、工場見学が始まります。
工場内のセットはなかなかガンバってます。スケールの小さいオズの国という感じ。
チョコレートの川が泥水に見えるのがザンネンですが。
この時代なのですべて実写&合成。空中を浮くチャーリーにワイヤーが見えるのもご愛敬です。
そしてウンパルンパ!
バートン版は1人のウンパルンパのコピペなのが個人的にはイマイチだったのですが、
今作では何人かの実際に"小さい人たち"が演じています。
彼らが要所要所で歌って踊るのですが、これがすごく楽しい!
ウンパ、ルンパ、ドゥンパディドゥ!のメロディが頭から離れません。
工場見学へGO!
ジーン・ワイルダーのワンカ。すっごくいいです。
ジーン・ワイルダーといえば『プロデューサーズ』(もちろんオリジナルのほう)や、
『ヤング・フランケンシュタイン』などのメル・ブルックス作品や、
ウディ・アレンの『誰でも知りたがっているくせに〜』などでの、
どれもちょっとイッちゃってる感じの役者さんというイメージでしたが、
今回観て思ったのは、意外にハンサムでセクシー。
ちょっとグッと来てしまいました。ジョニー・ デップよりスキかも!
人を見下すような小馬鹿にしたような冷たい目。
でも何かをきっかけにして急に暖かい瞳に変わるんです。ステキ!
チャーリー役の少年、ピーター・オストラム君もなかなかの美少年。
彼もかわいい歌声を聴かせてくれます。
そう、この作品、ちょっとだけミュージカル調なのです。
ワンカもチャーリーのママもおじいちゃんも、キャンディショップのおじさんも歌ってくれます。
でもあまり印象に残らない曲ばかりで・・・というか、
ウンパルンパのテーマ(?)が強烈なんで、ほかは負けちゃってるのかも知れません。
招待される5人の子どもたちのうち、やはり一番強烈なキャラクター、
なんでも欲しがるベルーカちゃんも歌って踊ります。
とってもかわいいチャーリー・バケット
原作者のロアルド・ダール自身が脚本を手がけたそうですが、
これを『オーメン』などの脚本家、デヴィッド・セルツァーが手を加え、
結果的に出来上がった今作を、ロアルド・ダールはお気に召さなかったそうです。
どんなところが気に入らなくて、どれぐらい脚色されたのかわかりませんが、
毒のある描写が確かに多く、70年代らしい、いわゆるサイケデリックな映像が登場したり、
(チョコの川の船がくぐるトンネル内の映像はかなりショッキング!)
チャーリー以外の子どもたちの行方が結局わからないままだったり、かなりやりたい放題です。
バートン版のほうのエンディングも、原作にない新たに付け加えられたエピソードだったそうで、
これも賛否両論あったみたいですが、こちらは当然それはなく、普通にハッピーエンド。
・・・う〜ん、本当にハッピーエンドなんですよね?
ジーン・ワイルダーの青い瞳も優しい瞳になってるし。
でもあのあと、もう一回「うっそだよ〜ん」みたいなオチが待っていたら、
それはそれで面白かったかも・・・スミマセン不謹慎で。
Willy Wonka & the Chocolate Factory(1971 アメリカ)
監督 メル・スチュワート
出演 ジーン・ワイルダー ピーター・オストラム ジャック・アルバートソン
結局先にティム・バートンの『チャーリーとチョコレート工場』を観てしまったのですが、
ようやく、ようやく観ることができました。
世界中の子どもたちに愛されているウィリー・ワンカのチョコレート。
そのワンカの工場に招待プラス、一生分のチョコレートプレゼントのニュースが発表されます。
その条件は、チョコレートの中に5枚だけ入っている金色のチケットを引き当てること。
家が貧しくてチョコなんて買うこともできないチャーリーも、なんとかチケットを手に入れようとします。
そして、幸運な5人が決まり、いよいよ工場へ足を踏み入れると・・・。
ワンカとウンパルンパ
残念ながらどうしてもバートン版と比較して観てしまいましたが、
なかなかどうして良くできています。
この新旧作、ストーリー展開はほとんど違いがないことに驚きました。
私は原作は知らないのですが、どちらも原作に忠実に作られているということでしょうか。
老人4人が1つのベッドに寝てる図なんかは原作どおりだそうですね。
違う点は、バートン版のほうではワンカの生い立ちエピソードが挿入されますが、
こちらではそれは一切なし。ワンカはナゾの人のままです。
それと、今作ではなぜかチャーリーの父親がいません。
チャーリーと老人4人をチャーリーの母親が1人で、洗濯物屋で働くことで養っています。
チャーリーも新聞配達で家計を助けていますが、これでは確かに貧しいはずです。
さて、いろいろあって幸運な5人が選ばれ、工場見学が始まります。
工場内のセットはなかなかガンバってます。スケールの小さいオズの国という感じ。
チョコレートの川が泥水に見えるのがザンネンですが。
この時代なのですべて実写&合成。空中を浮くチャーリーにワイヤーが見えるのもご愛敬です。
そしてウンパルンパ!
バートン版は1人のウンパルンパのコピペなのが個人的にはイマイチだったのですが、
今作では何人かの実際に"小さい人たち"が演じています。
彼らが要所要所で歌って踊るのですが、これがすごく楽しい!
ウンパ、ルンパ、ドゥンパディドゥ!のメロディが頭から離れません。
工場見学へGO!
ジーン・ワイルダーのワンカ。すっごくいいです。
ジーン・ワイルダーといえば『プロデューサーズ』(もちろんオリジナルのほう)や、
『ヤング・フランケンシュタイン』などのメル・ブルックス作品や、
ウディ・アレンの『誰でも知りたがっているくせに〜』などでの、
どれもちょっとイッちゃってる感じの役者さんというイメージでしたが、
今回観て思ったのは、意外にハンサムでセクシー。
ちょっとグッと来てしまいました。ジョニー・ デップよりスキかも!
人を見下すような小馬鹿にしたような冷たい目。
でも何かをきっかけにして急に暖かい瞳に変わるんです。ステキ!
チャーリー役の少年、ピーター・オストラム君もなかなかの美少年。
彼もかわいい歌声を聴かせてくれます。
そう、この作品、ちょっとだけミュージカル調なのです。
ワンカもチャーリーのママもおじいちゃんも、キャンディショップのおじさんも歌ってくれます。
でもあまり印象に残らない曲ばかりで・・・というか、
ウンパルンパのテーマ(?)が強烈なんで、ほかは負けちゃってるのかも知れません。
招待される5人の子どもたちのうち、やはり一番強烈なキャラクター、
なんでも欲しがるベルーカちゃんも歌って踊ります。
とってもかわいいチャーリー・バケット
原作者のロアルド・ダール自身が脚本を手がけたそうですが、
これを『オーメン』などの脚本家、デヴィッド・セルツァーが手を加え、
結果的に出来上がった今作を、ロアルド・ダールはお気に召さなかったそうです。
どんなところが気に入らなくて、どれぐらい脚色されたのかわかりませんが、
毒のある描写が確かに多く、70年代らしい、いわゆるサイケデリックな映像が登場したり、
(チョコの川の船がくぐるトンネル内の映像はかなりショッキング!)
チャーリー以外の子どもたちの行方が結局わからないままだったり、かなりやりたい放題です。
バートン版のほうのエンディングも、原作にない新たに付け加えられたエピソードだったそうで、
これも賛否両論あったみたいですが、こちらは当然それはなく、普通にハッピーエンド。
・・・う〜ん、本当にハッピーエンドなんですよね?
ジーン・ワイルダーの青い瞳も優しい瞳になってるし。
でもあのあと、もう一回「うっそだよ〜ん」みたいなオチが待っていたら、
それはそれで面白かったかも・・・スミマセン不謹慎で。
Willy Wonka & the Chocolate Factory(1971 アメリカ)
監督 メル・スチュワート
出演 ジーン・ワイルダー ピーター・オストラム ジャック・アルバートソン
タグ:映画
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