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Gガール 破壊的な彼女 [映画感想−さ]

建設会社に勤めるマット(ルーク・ウィルソン)。
彼はある日、地下鉄内で友人のヴォーン(レイン・ウィルソン)にそそのかされ、
メガネでブラウンヘアの美女ジェニー(ユマ・サーマン)に声を掛けます。
その時起こった事件をきっかけに、マットはジェニーと付き合い始めます。
少し風変わりで挙動不審、でも情熱的なジェニーにマットは夢中になりますが、
実は彼女の正体は、ニューヨークで数々の危機を救う正義の味方Gガールであることがわかります。
順調だった2人の関係でしたが、ジェニーの異常なまでの嫉妬深さや激しい性欲にマットはついて行けなくなり、
彼の心は徐々に同僚のハンナ(アンナ・ファリス)に傾いて行きます。
それを知ったジェニーは、恐るべきパワーでマットとハンナの仲を引き裂こうと・・・。


情熱的な彼女の正体は・・・
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普段は地味目なキュレーター、でもその正体は正義の味方Gガール!
・・・で、恋人はそっちのけで事件解決に飛び回るのかと思ったら、
この人、相当性格に難ありで、マットに夢中になるあまり事件のほうがそっちのけ。
マットとハンナの関係を疑って、ミサイルがNYを直撃!という超危機的状況なのに出動せずグズグズ。
それって火事の消火やブルガリの強盗を捕まえるより重要なのでは!?
そんなスーパーヒーローものを細々とパロディにしていきます。
スーパーマンなどでお馴染み、空飛ぶヒーローに抱きかかえられて空中デートという、
一種のお約束シーンが出て来ますが、これがロマンチックな飛行シーンにならないのがオカシイ。
空を飛びながらのああいうコトって、たぶん不可能ですよね・・・って私、ナニ言ってんでしょ?
とにかく下ネタ系の話が多いので、よい子のみなさんにはあまりオススメできないかも、です。


どこ行っちゃうの!?
mysuperexgirlfriend_2.jpg


彼女がなぜそんなスーパーパワーを身に着けたのかが結構ちゃんと(?)説明されて、
それは当然無茶苦茶なハナシなのですが、妙に説得力があります。
このジェニーの能力誕生時に関係していたのが、ジェニーの元同級生バリーこと、
"超極悪人"ベッドラム教授(エディ・イザード)なのですが、
この人、どこが"超極悪人"なのかまったく説明がありません。
こういったヒーローものに不可欠な敵役はこの人になるわけですが、
実はジェニーをつけねらう理由というのが・・・う〜ん。
それから、マットの友人ヴォーンは口を開けばヤルのヤレルのばかりだし、
要するにこれ、そこそこいい年のオジサンたちが中高生男子のように、
ちょっと無理目な女子たちに恋してみたり、ちょっかい出してみたり、逃げ回ってみたり・・・の、
スーパーヒーローものの形を借りたラブコメディという感じです。

強力なヒロインと対照的な"普通の女の子”ハンナの活躍も見ものです。
ハンナがアンナ・ファリスだという時点で、単なるカワイイ添え物的な、
”主人公を慰める優等生"や"隣の幼なじみの女の子"役なんかじゃないということが想像できます。
その代わりオチもちょっと読めてしまったのですが・・・。
おっきいユマ・サーマンとの対比は見ていて面白い。
女同士の戦いが始まってしまうと、男たちはボウゼンと立ちつくすしかないのです!


キュート!
mysuperexgirlfriend_4.jpg


ルーク・ウィルソンの、ただオロオロしてるだけなところは彼らしくてピッタリ。
ヌードも披露してガンバってくれています。
ユマ・サーマンは、ホント何をやらせてもウマイ!って人になった気がします。
セクシーだったり、いじらしかったり、恐ろしかったり!
誰よりも大きくて強そうで、ユマ・サーマンじゃないとこの役は、そしてこの作品は成り立たなかったかも。
ちょっとどうかと思う邦題に、最初はなかなか観る気になれなかったのですが、
このキャスティングと、監督がアイヴァン・ライトマンということで観てみて正解でした。
確実にB級コメディではありますが、ソツのない演出と魅力的なキャスティングは安心して観ていられます。
ところで結局、GガールのGってなんの略?


My Super Ex-Girlfriend(2006 アメリカ)
監督 アイヴァン・ライトマン
出演 ユマ・サーマン ルーク・ウィルソン アンナ・ファリス レイン・ウィルソン エディ・イザード



Gガール 破壊的な彼女 (出演 ユマ・サーマン)

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
  • メディア: DVD




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