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アイドルとデートする方法 [映画感想−あ]

ウエストヴァージニアの小さな田舎町に住むロザリー(ケイト・ボスワース)は、
ハリウッドスター、タッド・ハミルトン(ジョシュ・デュアメル)の大ファン。
ある日、ロザリーはそのタッドとのデート権を懸賞で当ててしまいます。
ロザリーのことをずっと想い続けている幼なじみのピート(トファー・グレイス)は、
舞い上がっている彼女の様子が面白くありません。
初めてのLAで、タッドと夢のようなひとときを過ごすロザリー。
一方、最初この企画に乗り気じゃなかったタッドですが、
純朴なロザリーの人柄に徐々に惹かれてしまいます。
地元に戻ったロザリーに、ピートは勇気を出して告白しようとするのですが、
なんとそこにタッドが現れてしまい・・・。


なんでここにいるの!?
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原題は『Win a Date with Tad Hamilton!』で、
そのタイトル通り、いきなりデートできてしまうので、この邦題はちょっとヘンですね。
"アイドル"というのもちょっと違う感じで、タッドは典型的ハリウッドスターという感じ。
ちょっと遊びが過ぎてタブロイド紙に載ってしまい、
イメージ回復のためのチャリティーで一般人とのデート企画を立てた、ということなのですが、
このタッド君、軽そうにも見えるんですが結構いいヤツなのです。
笑顔は爽やかだし、家の使用人にもきちんと声をかけるし(ちょっとトンチンカンですが)、
仕事のほうも、恋愛ものや大作、クラシックのリメイクなどいろんなタイプの作品に出ているようで、
そのおかげで乗馬も薪割りも乳搾りまでも軽々こなしてしまいます。


完璧に負けてます・・・
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ロザリーの心がどう動くかがキーポイントなのですが、
彼女を巡って2人の男が真剣に駆け引きする様子がなんだか微笑ましい。
それもなんだかイマドキの中高生より純情なカンジです。
ピートはロザリーと幼なじみなばかりにうまく想いを伝えられず、
その上どうしたってタッドにはかなわないと思ってしまう。
一方タッドも、ロザリーと付き合うことで自分を変えようとする。
とにかくタッドを単純に悪役にしていないところに好感が持てます。

典型的ラブコメと言ってしまえばその通りで、先の展開も読めてしまうのですが、
キャストが魅力的だし、脇役もよく活かされているし、
気楽に楽しめる、こういうタイプの作品は大好きです。
タッドのマネージャーとエージェント役のネイサン・レインとショーン・ヘイズ、
ロザリーの親友キャシー役のジニファー・グッドウィンがコメディリリーフ的役割で、
もうちょっと見せ場が欲しかった気もします。
バーテンダーのアンジェリカ役キャスリン・ハーンがすごくオイシイ役どころというか、
かなり重要な役回りで、ホロッとさせます。
ホロッとさせるといえば、ラストのロザリーの涙のこぼれ方が個人的にホロッ。
ケイト・ボスワースは本当にカワイイ。こんな子、誰でも放っておけないハズ。


ネイサン・レイン!
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DVDの特典映像でようやく見られるのですが、実はパリス・ヒルトンが出演しています。
でも、登場シーンはすっぱりカットされてます。
だいぶお金かかってそうなのに、潔い!
必要無いといえばどうでもいい出方なんですが、タッドの性格描写にもなりそうなのに。
何か事情があったのでしょうか?

ところでピートが何度かロザリーに「乙女の宝を守れよ!」って言うんですが、
これってなんだかわかるようなわからないような日本語です。
英語では「Guard your carnal treasure!」って言ってるんですが、
・・・ニュアンスとしてわかるような気もしますが、
そんなことを女友だちに言うかなあ?それともギャグなんでしょうか?
セリフに関しては、日本語訳ではなかなかわかりにくい部分が多くて、
きっとロザリーたちの言葉は田舎っぽいとかなんだろうなあ、と想像するんですが、
こういうのがわかるともっと面白いんでしょうね。

とりあえず今現在、日本で観られるトファー・グレイス作品をこれで全部制覇しました!
『イン・グッド・カンパニー』とこっちと、どっちもいいなあ。
どうでもいいことですね・・・。


Win a Date with Tad Hamilton!(2004 アメリカ)
監督 ロバート・ルケティック
出演 ケイト・ボスワース トファー・グレイス ジョシュ・デュアメル ネイサン・レイン
   ショーン・ヘイズ ゲイリー・コール ジニファー・グッドウィン キャスリン・ハーン



アイドルとデートする方法

アイドルとデートする方法

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD



タグ:映画
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