がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン [映画感想−か]
ええっと、なんでコレ観ようと思ったんだっけ・・・そうだ!
監督リチャード・リンクレイターで主演ビリー・ボブ・ソーントンだっ!
リチャード・リンクレイターとビリー・ボブ・ソーントン!!
と、思わず2回言いたくなる、個人的に興味津々な組み合わせで、
そうでなければ、たぶんネタ切れのリメイクものでしょ、と思って観ることはなかったかも知れません。
元マリナーズのピッチャー・・・と言っても2/3イニングしか登板したことがない、
今は害虫駆除の仕事をしているモリス・バターメイカー(ビリー・ボブ・ソーントン)。
アル中で女好き。仕事もいいかげん。そんな彼に少年野球チーム"ベアーズ"のコーチの依頼が来ます。
お金欲しさに引き受けますが、このベアーズ、超弱小チームで野球の基本すらなっていません。
そんな彼らを見てバターメイカーもやる気ゼロで、まともな練習もさせず、当然ながら初戦は大敗。
ライバルチーム"ヤンキース"の監督ロイ(グレッグ・キニア)に、
それをあからさまにバカにされたバターメイカーは、ようやくやる気を出します。
剛速球を投げる娘のアマンダをチームに入れ、本格的な練習を開始します。
えっと、でもカッコイイです
ウォルター・マッソー&テイタム・オニールの『がんばれ!ベアーズ』
これはその忠実なリメイクです。
この1作目を観たのははるか昔。ほとんど細部は忘れてしまっていて、
憶えていることといえばテイタム・オニールがかわいかったこと、
不良少年ジャッキー・アール・ヘイリーがタバコを吸うことや、
太っちょのキャッチャーの子が常にチョコバーを食べていたこと・・・ぐらいです。
基本的に『スクール・オブ・ロック』のノリに近いものがあるかも知れません。
リチャード・リンクレイターはあの作品を作ったことで、これに起用されたのでしょうか?
子どもたちはいずれも超個性的。
太っちょ、チビなのにケンカっぱやい子、無気力、ガリ勉、アルメニア人にメキシカン双子に車イス!
ここにバターメイカーの娘アマンダと、不良だけど野球センスはバツグンなケリーも加わるのですが、
こんなバラエティ豊かな面々なのに、ちょっとそれぞれの個性が活かしきれなかったような気がします。
どちらかというと大人たちのほうに焦点が当てられているようで、
子どもたち自身が考えたり行動したり・・・というより、
監督や親たちなど、大人側の事情で子どもたちが動かされているような印象を受けました。
子どもたち1人1人にも悩みや葛藤があるわけですが、
それがバターメイカーのやる気1つにかかっていたのがちょっと残念。
ライバルのヤンキースも、監督ロイの意地に振りまわされるし。
大人の事情
飲んだくれで女好きでいいかげん。ビリー・ボブ・ソーントンはこういうの本当にピッタリです。
子ども相手でもキタナイ言葉や下ネタ満載でサイコーです。
調子いいとかズルイとかいう形容詞が付くヒトといえばグレッグ・キニアですが(!)、
今回も期待どおりのイヤなヤツです。もうちょっとイヤミでも良かったかな。
バターメイカーに監督を依頼する、何かと口うるさい母親にマーシャ・ゲイ・ハーデン。
彼女の役はオリジナルでは父親だったようですが、
母親になったことで、あの展開もアリ・・・なのでしょうか?
娘アマンダと不良少年ケリーがイマイチな見た目と印象の薄さでちょっと残念。
でも2人とも野球は本当にできる子らしく、そこが買われての起用だったのでしょう。
個性的なベアーズメンバー
ビリー・ボブの口の悪さは予想どおりですが、子どもたちも相当にお行儀が悪いです。
イマドキのアメリカの子どもってこんななんでしょうか。
とにかくズケズケとハッキリ言ってくれます。
こういうの、かわいくてキライじゃないですけどね。
でもあまりお子さま向きとは言いづらい感じです。
オリジナルの『がんばれ!ベアーズ』をまた観てみたくなりました。
あ、そうだ。ベアーズと言えばビゼーの『カルメン』!
今作もオープニングから素晴らしくアレンジされたカルメンがたくさん使われています。
The Bad News Bears(2005 アメリカ)
監督 リチャード・リンクレイター
出演 ビリー・ボブ・ソーントン グレッグ・キニア マーシャ・ゲイ・ハーデン
サミー・ケイン・クラフト ジェフリー・デイヴィス
監督リチャード・リンクレイターで主演ビリー・ボブ・ソーントンだっ!
リチャード・リンクレイターとビリー・ボブ・ソーントン!!
と、思わず2回言いたくなる、個人的に興味津々な組み合わせで、
そうでなければ、たぶんネタ切れのリメイクものでしょ、と思って観ることはなかったかも知れません。
元マリナーズのピッチャー・・・と言っても2/3イニングしか登板したことがない、
今は害虫駆除の仕事をしているモリス・バターメイカー(ビリー・ボブ・ソーントン)。
アル中で女好き。仕事もいいかげん。そんな彼に少年野球チーム"ベアーズ"のコーチの依頼が来ます。
お金欲しさに引き受けますが、このベアーズ、超弱小チームで野球の基本すらなっていません。
そんな彼らを見てバターメイカーもやる気ゼロで、まともな練習もさせず、当然ながら初戦は大敗。
ライバルチーム"ヤンキース"の監督ロイ(グレッグ・キニア)に、
それをあからさまにバカにされたバターメイカーは、ようやくやる気を出します。
剛速球を投げる娘のアマンダをチームに入れ、本格的な練習を開始します。
えっと、でもカッコイイです
ウォルター・マッソー&テイタム・オニールの『がんばれ!ベアーズ』
これはその忠実なリメイクです。
この1作目を観たのははるか昔。ほとんど細部は忘れてしまっていて、
憶えていることといえばテイタム・オニールがかわいかったこと、
不良少年ジャッキー・アール・ヘイリーがタバコを吸うことや、
太っちょのキャッチャーの子が常にチョコバーを食べていたこと・・・ぐらいです。
基本的に『スクール・オブ・ロック』のノリに近いものがあるかも知れません。
リチャード・リンクレイターはあの作品を作ったことで、これに起用されたのでしょうか?
子どもたちはいずれも超個性的。
太っちょ、チビなのにケンカっぱやい子、無気力、ガリ勉、アルメニア人にメキシカン双子に車イス!
ここにバターメイカーの娘アマンダと、不良だけど野球センスはバツグンなケリーも加わるのですが、
こんなバラエティ豊かな面々なのに、ちょっとそれぞれの個性が活かしきれなかったような気がします。
どちらかというと大人たちのほうに焦点が当てられているようで、
子どもたち自身が考えたり行動したり・・・というより、
監督や親たちなど、大人側の事情で子どもたちが動かされているような印象を受けました。
子どもたち1人1人にも悩みや葛藤があるわけですが、
それがバターメイカーのやる気1つにかかっていたのがちょっと残念。
ライバルのヤンキースも、監督ロイの意地に振りまわされるし。
大人の事情
飲んだくれで女好きでいいかげん。ビリー・ボブ・ソーントンはこういうの本当にピッタリです。
子ども相手でもキタナイ言葉や下ネタ満載でサイコーです。
調子いいとかズルイとかいう形容詞が付くヒトといえばグレッグ・キニアですが(!)、
今回も期待どおりのイヤなヤツです。もうちょっとイヤミでも良かったかな。
バターメイカーに監督を依頼する、何かと口うるさい母親にマーシャ・ゲイ・ハーデン。
彼女の役はオリジナルでは父親だったようですが、
母親になったことで、あの展開もアリ・・・なのでしょうか?
娘アマンダと不良少年ケリーがイマイチな見た目と印象の薄さでちょっと残念。
でも2人とも野球は本当にできる子らしく、そこが買われての起用だったのでしょう。
個性的なベアーズメンバー
ビリー・ボブの口の悪さは予想どおりですが、子どもたちも相当にお行儀が悪いです。
イマドキのアメリカの子どもってこんななんでしょうか。
とにかくズケズケとハッキリ言ってくれます。
こういうの、かわいくてキライじゃないですけどね。
でもあまりお子さま向きとは言いづらい感じです。
オリジナルの『がんばれ!ベアーズ』をまた観てみたくなりました。
あ、そうだ。ベアーズと言えばビゼーの『カルメン』!
今作もオープニングから素晴らしくアレンジされたカルメンがたくさん使われています。
The Bad News Bears(2005 アメリカ)
監督 リチャード・リンクレイター
出演 ビリー・ボブ・ソーントン グレッグ・キニア マーシャ・ゲイ・ハーデン
サミー・ケイン・クラフト ジェフリー・デイヴィス
がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン スペシャル・コレクターズ・エディション
- 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
- メディア: DVD
タグ:映画
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