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第80回アカデミー賞授賞式を見て [miscellaneous]

書いてる途中でメンテナンスになってしまった・・・。

今年はまだ日本で公開されてない作品も多く、
その上、私自身が昨年後半から今年にかけて、ほとんど新作を見ていない状況で、
こんなに「?」な年は珍しい感じのオスカーでした。
毎年、観ているいないにかかわらず評判など聞いて予想を立てたりするんですが、
今年はそんな気にもなれませんでした。

脚本家協会のストライキで開催が危ぶまれていた授賞式でしたが、
やはり本当に準備されてなかったのだなあということがわかりました。
いわゆるショーの部分がほとんどなくて、実に地味。
記念すべき80回だというのに、その関連では過去の受賞者のインタビューがCM前にいくつか流されたり、
賞の発表前に過去の受賞シーンを繋いで見せたりしたぐらいでした。
いつもいろいろ楽しませてくれるオープニングも、
いろんな映画のシーンを合成した「あれ?またこのパターン?」というモノでしたし。
(オスカー像を運ぶトラックの運転手が本物のシュワちゃんとかだったら面白かったのに・・・。)
ジョン・スチュワートのベッドの隣にハリー・ベリー、と思ったらジョージ・クルーニー!なんてのもナシ。
そういうのが毎回楽しみだったんで、今回は本当につまらなかったです。

そんな状況が関係したわけではないのでしょうが、ノミネート作品も実に地味なものばかり。
大作や超ヒット作がなかったのも事実なんでしょうけど、
いわゆる日本では単館上映されるようなものばかりと言ってもいいようなラインナップ。
こういう作品がクローズアップされるのはとても嬉しいのですが、
やはりアカデミー賞ではもう少しお祭り気分になれるような作品が選ばれて欲しい気もします。

司会のジョン・スチュワートは一昨年に続いて2度目の登板。
この人の本職をちゃんと見たことがないのでよくわかりませんが、
オスカー司会者としてはスマートで嫌味もなくて、とても良いと思います。
オープニングでの政治ネタや、妊娠している女優さんの引っ張り方も面白かった。
全体が地味だったので、余計に楽しめたのかも知れません。
去年のエレン・デジェネレスがちょっと期待はずれだったので、当分この人でいいかも。
ビリー・クリスタルはもうやらなそうだし。

全体に地味な進行の中で、主題歌賞ノミネートに『魔法にかけられて』から3曲も入っていたおかげで、
そのステージはなかなか華やかなものでした。
でも『ONCEダブリンの街角で』が受賞してしまいましたが。
その『ONCE〜』のマルケタ・イルグロヴァがスピーチしようとしたらカットされてしまって、
CM明けに改めてステージに呼ばれてスピーチさせてもらえた、なんて良心的なハプニングも。

プレゼンターのトークも印象的だったのはほとんどなし。
セス・ローゲンとジョナ・ヒルの「私がハリー・ベリー」というのは個人的に楽しかったですが。
自殺未遂事件(?)以来、初めてちゃんと"動く"オーウェン・ウィルソンの姿が見られたのがウレシカッタ!
でも、彼もジョークもなく淡々としたプレゼンターぶりでした。

受賞者、受賞作に関しては、主演・助演女優の二人がサプライズ!だったようですね。
ティルダ・スウィントンの受賞は嬉しい!いつかは取れそうな人だと思ってましたが。
本人が一番びっくりしてたみたいですね。
でも授賞式後のインタビューで興奮してる!とか言いながらも充分クールでした。

作品賞ノミネートの5本をどれも観たい!と思うのは本当に珍しいことです。
そういう意味では充実した今年のオスカーだったと言えるのかも知れません。

タグ:映画
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